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三隅下のデルタ地帯

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 浅田、上げ、沢江の三つの集落に囲まれたデルタ状の田園風景。 沢江、仙崎湾側 上げ、鉄割山側 浅田、久原山側 小島山側 仙崎湾に向かって鉄割山から広がる扇状地は浅田川と沢江川の二本の河川で仕切られる。両河川共に水量が乏しく、水の管理が難しいエリアだと思っているが今年もこの時期の風景を眺めることができた。 国道191号三隅バイパスで南北に区切られたこの田園風景は、さらに山陰道の三隅・長門湯本道路で鉄割山の水源側を区切ろうとしているが将来この風景は持続可能なのであろうか。

田んぼに水が張られたら

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 前回の続きとなってしまうが、水が張られた田んぼは突然と蛙の合唱が始まる。そんな季節の楽しみは明け方や夕刻の無風時の水鏡だ。 今回は夕刻の風景だがこの風景にツチガエルやアマガエルの鳴き声を足すと現地の状況となる。 もうすぐホウネンエビが現れることだろう。農業を営まれている方々には申し訳ないがとっても楽しみにしている。 いつか明太子色の列車の水鏡に挑戦しようと思っている。

田んぼに水が張られる季節

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 田園風景の中にポンプ小屋のモーター音が小さく響く。水路の水の流れとともに心地よい季節の音になって入ってくる。 土手の地蔵尊が初夏の風景によく馴染む。(季節はまだ春だけど!?) 権現山や桂木山に向かって田を掻く。知ってか知らずか素敵なシーンだ。 滾々と湧いたように流れる八丁水路の水は生き物のように思えてくる。もうすぐウグイやハヤの姿が見られることだろう。 あまり良い意味で使われないが「我田引水」という言葉を思い出す。本来は我が田にただ水を引き入れるだけの言葉だったと勝手に思っているが、現実はそうではないのであろう。

すでに初夏

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 ゴールデンウイーク前に久々に洗濯日和となった24日午後から25日にかけての山と空。これまで降った雨で山の色が違ってきた。季節としては春真っただ中だが樹々の彩は初夏そのもの。 樹々の色は濃い緑から薄若葉色までのグラデーションが美しく空に映える。 山の中の様子も変わっていることだろう。

沢江の街道筋を散策

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 古くは赤間関街道北道筋であった沢江の旧道はまだまだその面影を辿れる。 旧街道筋から沢江川沿いの風景 沢江川の左右に旅館(滝口旅館と吉田屋旅館)があった風光明媚な場所だが今も当時の気配が感じられる。下の写真は逆方向から見た風景だ。背景に鉄割山(古くは「かねわり」と呼ばれていた)の稜線が控え、偶々通過した列車がその位置関係を表してくれた。 県道287号から沢江川沿いの風景 県道287号の沢江郵便局 過去には旧街道沿いにあった郵便局は昭和41年に旧・国道191号沿い(現・県道287号)に移転し、現在に至っている。 旧街道沿いのお地蔵様 お地蔵様のすぐ裏手に山陰本線が通る。 山陰本線が跨ぐ赤間関街道 大正13年に正明市駅から美禰線として敷かれた鉄路(現在は山陰本線)は赤間関街道を分断してしまったが昭和後半の時代まではレールを跨ぐ通路として残っていた記憶がある。 この旧街道沿いには製材所、米屋、石屋、酒屋、医院、呉服屋、箸工場、菓子屋等があり、今でもその面影を見つけられる。

石灰石専用船のいる風景

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 仙崎湾を航行する巨大タンカーを久原山のビューポイントから眺める。 「ながと丸」と「しゅうほう」 ながと丸と通小体育館 ながと丸 しゅうほう 通と幸島の間を往くながと丸 エスオーシーマリン株式会社の保有する石灰石専用船のうち「ながと丸」と「しゅうほう」の2隻が仙崎湾に浮かぶ風景を山の上から眺める。 春爛漫の山歩きのオプションとしてのこのオーシャンビューはなんとも贅沢で心和む。この場所はすぐ上から野鳥の鳴き声が降ってくる場所でお天気に恵まれると至福の時を過ごせる。

今年も逢えた~フデリンドウ

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 春に逢えるリンドウのフデリンドウの花は日が差すと開き、陰ると閉じる。山歩きをしていて花が閉じた状態と開いた状態を一日の中で鑑賞できる可憐な山野草だ。 開花していないと踏みつけてしまいそうなくらい小さくひっそりと咲いているので逢えると本当にうれしい。 和名は開花していない花が筆の穂先に似ていることから「筆竜胆(ふでりんどう)」と言われるとのこと。