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1月, 2024の投稿を表示しています

三隅の祠とお地蔵様~上中小野 大歳社

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 前回に続いて上中小野のもう一社、西側の「大歳社」を残す。 鳥居に刻まれた文字は「・・・・吉日」しか読めない。 上中小野集落の背となる高砂(386.7m)の頂上から北東を臨む。 「高砂」への登山ルートが上中小野からあるが、ここ大歳社の傍を通っていく。何かの由縁が感じられるがはっきりとしたものは残っていない。因みに高砂頂上には軍事遺構の砲台跡?が残されている。

三隅の祠とお地蔵様~上中小野 荒神社

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 上中小野集落には東西に神社がある。 今回は東側の荒神社、次回は西側の大歳社を残す。荒神社は写真のとおり鳥居と燈篭、そして祠が二宇。 祠内壁に描かれている(彫刻?)のが大山祇命なのか?、そして割れた像が荒神様なのか不明。 立派な燈篭が備わっている。 祠の後ろには五輪塔がおかれている。 鳥居の左柱には「明和七庚寅年四月穀旦」と記されているが明和七年(1770年)の建立か?。石材?で250年以上経っていると思えないほど立派だ。「穀旦」とは現代でいう「吉日」のような意味だと思われる。 境内には枯れ桜の老木が立ち並んでいるので場所がわかりやすい。 上中小野村の「荒神社」は元々は「 大将軍社 」と言われていたのだが、社が取払われて祠だけが残されて今に至っている。祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)で相殿として荒神社があったことが伝えられている。其れゆえに二宇の祠が残されているのであろう。

森で遊ぼう

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 針葉樹林や広葉樹林を歩いていて、よい香りに出会ったり気分がリラックスできたりすることがある。特に下界から尾根に向かって吹き上げてくる雑木で浄化された空気は本当にすがすがしく感じる。 これはすべて「 フィトンチッド 」のおかげだと思うがこれは植物が放出する香り成分のことだ。 桂木山のカツラ ヒノキの森のミツバツツジ 特に樹木や植物が発する化学物質(フィトンチッド)には殺菌性やリラックス効果が認められており、その言葉こそレアだが「森林浴効果が得られる香り」といえばわかりやすいかもしれない。 杉や檜の皮を薄く切って食材を包んだり、こういったものには殺菌効果や防腐効果があることが昔から知られています。お茶のカテキンや桜葉のクマリンもそうです。 そこでお勧めなのが「久原山トレック」! 向山ヤマモモルートが特におすすめ!!! 久原山は長門市三隅にある低山ですが、フィトンチッドを感じられる素敵な登山ルートです。フィトンチッドの一番多い時期は夏だそうですが、夏の低山は暑すぎてそれどころではありません。一番のおすすめは早春の晴れた日です。 散歩ではなく登山 の準備で行きます。

年賀はがきのこと

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 近年、「年賀状廃止のお知らせ」というタイトルで「 環境への取り組みの一環として年賀状による新年の挨拶を控える 」といったお知らせを受けることがある。 意味がよくわからないのだが「 環境への取り組み 」って何なのだろうか?。年賀はがきの生産枚数を減らすこと?、印刷をしないこと?、とか考えるが、たぶんはがき生産の元になる森林資源伐採のことだろうと判断する。 ところで2022年用の年賀はがきより変化がみられるのだが、 このように FSC認証 マークが加わっている。 一言でいうと「森を守る年賀はがき」ですよっていうことらしい。詳しくはここでは記載しないが日本郵政グループも原材料から生産過程、さらには流通経路まで遡って再考察しているようだ。 森を守るための手法の一つに間伐があるが、間伐材等を使用してはがきや切手を作ってますよ、というと分かりやすいのかもしれない。 山歩きをされない方には分かりづらいかもしれませんが、森林を健全な状態に保つためには間伐などの手入れが必要です。それにより伐採された森林資源を有効活用することによりこのはがきが生まれたと思えば納得だ。 日本の美しい山々を守るためにこの一連の流れをすべて国内でやっていただきたいのだが、林業だけでは追いつかないほど山が荒れてきているように思える。(私の行動範囲の山を見る限りのことだが・・・) 「やまぐち森林づくり県民税」の500円だけでは保安林の整備が追いついていかないのか、厚狭川(美祢線沿い)や厚東川の水源涵養林の整備を含めてもう少しだけ増やしても良いのではと思ったりする。ただ森林業者の育成が追いついていないのも現状だ。

スマートフォンで撮る

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 すべてAUTOの設定でスマートフォンで撮った写真をしげしげと眺める。 それなりの写真になって残っている。 たらこ色の列車は田舎の風景によく似合う。 これらの写真は撮影しようと思って出かけた時のものではなく、偶々出会った風景を携帯していたスマホで撮影したものだ。自分は偶に携帯電話(スマートフォン)を部屋に置いたまま出かけることがよくある。そんな時に限って素敵なシーンに出会ったりする。 ところで、下のモノクローム化した一枚はスマートフォンのアプリが自動で作ってくれたものだ。 LEDタイプの特殊信号発行機が写っていなければ昭和の写真といってもおかしくないのだが、さすがのAI?もそこまで見通せていないのかもしれない。いや待てよ、そうではなく、この時のAIは素敵な写真を私に見せたかった?だけかもしれない。そうだとしたらとんでもない奴だ!

久原山トレック便り~その12

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 今回は久原山登山道やいこいの森ルートの冬の尾根道の紹介。 紅葉が散って枯葉でちりばめられた尾根をザクザクと歩く、という冬の散歩道。低山の尾根歩きは本当に気持ちがよいし楽しい。 こういった登山道は人だけでなく野生動物たちも通る。人が歩きやすい道は動物たちも歩きやすいようだ。いろいろな形跡を残していくので見つけると楽しい。 [後記] 昨年からニュースでよく聞くようになったツキノワグマの目撃情報だが、本来?は長門市は生息域ではなかったはず。それが令和5年秋口から頻繁に目撃情報が飛び交うようになった。クマ前線が西に延びてきている。食物以外にも何か原因があるはずだが素人考えしか思いつかない。

赤崎山(長門市)の風景

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 赤崎神社楽桟敷のある赤崎山の風景。 楽桟敷 赤崎神社 桟敷上段から眺望 上段-1 上段-2 社殿への階段と狛犬(獅子?) 鳥居 鳥居裏 近松門左衛門の碑 長門市の赤崎神社と楽桟敷の風景だが、標高40m程度の小さな山に国指定の重要有形民俗文化財(楽桟敷)や近松門左衛門の碑があったりするので散策にはちょっと楽しい場所ではある。 少し範囲を広げるとこのような場所も見つかる。 近辺には「飯山八幡宮」や「ヒストリアながと」もありコースを変えるだけで飽きない散歩が出来ます。