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赤間関街道北道筋の廃道~その3

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「赤間関街道北道筋の廃道~その1」で鎖板橋の廃道を書いたが、今回はその続きの国道191号を跨いだ白拍子辺りの廃道。 廃道区間を歩いてみたかったのだがこの日は追分川の水量が増していて沢渡りを断念したため歩けなかった。(準備不足だった。無念!) ということで地形図だけで書き残す。 白拍子~追分~宗頭  仮に渡れてもひどい荒れようで鉈か鎌が無いとたぶん進めなかったように思う。 2020年03月29日撮影-1 水量が増した追分川上流はせせらぎの音がきれいに響いていた。 たまに国道を走るバイクの爆音が聞こえていたのが残念だった。 2020年03月29日撮影-2  廃道はあきらめて追分集落へと引き返した。 2020年03月29日撮影-3  結構な藪道ではある。もう少し暖かくなると歩けなくなるかも? 2020年03月29日撮影-4 2020年03月29日撮影-5  柵の隙間をすり抜けた。 2020年03月29日撮影-6 2020年03月29日撮影-7 追分川上流から宗頭を眺めると正面に「権現山」が聳える。素晴らしい風景だ。 [後記] 今回この追分エリアに入ってみたのは 赤間関街道北道筋 の「 一里塚跡 」を訪ねてみたかったのだが全く場所が分からなかった。自分なりの予想としては廃道エリアに入る前に見つかると安易に考えていたが甘かった。途中、地元の方?に旧街道の一里塚の場所を尋ねてみたところとても親切に応対していただいた。しかしながら私の理解不足及び事前調査不足で見つからなかった。もう一度出直しだ!

今月の野鳥たち

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3月になってからウグイスやホトトギスが家の近くまで来て鳴き始めた。 暖かな部屋で聴く窓辺の野鳥の鳴き声は何とも言えず気分が良い。 今月になって沢山の野鳥を見たが写真撮影には応えてくれない。その中でもなんとかハンディカメラで撮影できた野鳥たちを残しておく。 2020年03月13日撮影-1 「 カワラヒワ 」は魚のアジのような尾が特徴。 2020年03月13日撮影-2 「 ジョウビタキ 」は鮮やかなオレンジの羽毛がきれいだがうまく撮影できなかった。 ヤマガラ かと思ったが違った。 2020年03月24日撮影-1 「 ツグミ 」はよく地面を歩いているところを見かける。下を向いていれば納得も行くが不思議な習性だ。 2020年03月24日撮影-2 「 キセキレイ 」か?、いや違うような・・・ シャッターと共に鳴かずに飛び去ってしまった。 よく見かけるが名前に自信がない。 メジロ が時々やってくるが ヒヨドリ が来ると逃げてしまう。 ウグイス はすぐ近くまで来るが姿を見せない。 ホトトギス は遠くにいるが鳴き声が大きいのでよく聞こえる。 先日、 ノスリ の死骸を見つけてしまった。寿命なのか外敵に襲われたのか分からないが、せめて我が家の近くにやってきた個体でないことを祈る。傍の田んぼの上空には ヒバリ が囀る。 一昨日から ツバメ がやってきた。カラスもすでに待ち構えている。野鳥の世界も厳しいのだ。

明峰寺を観る

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三隅の下中小野にある「正法山明峰寺」は曹洞宗のお寺だ。 お寺という場所はたいてい高台や山の中腹などにあり、見晴に長けていることが多い。 2020年03月23日撮影-1 お地蔵さまがたくさんいらっしゃる。 2020年03月23日撮影-2 権現山の稜線がきれいに見晴らせる。 2020年03月23日撮影-3 2020年03月23日撮影-4 2020年03月23日撮影-5 2020年03月23日撮影-6 直下の門前橋を見渡す。 2020年03月23日撮影-7 天井山を見晴らす。 説明看板に依ると戦前まで「 明峰寺飴 」を作っていた様子。この明峰寺飴は元は「能禅寺飴」と言っていたらしく、寺名を改称したことにより「明峰寺飴」と言うようになったとの事。 (「三隅町の歴史と民俗」より) ということは「明峰寺飴」は400年近い歴史を持っていたということだ。世は室町時代でザビエルがキリスト教を伝えた頃より伝承されてきたことになる。これはものすごいことだと思うが復活製造できないものだろうか?

赤間関街道北道筋の廃道~その2

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先月に七曲道近辺の廃道で「鎖板橋」を書き残したが、今回は三隅の中心部の廃道のこと。 鎖峠(鎖板峠)を下り、宗頭から中小野へと続く赤間関街道北道筋は明峰寺を過ぎて三隅川の北側に沿って市集落へと続く。 地理院地形図より  今回の廃道は、廃道というより姿を消してしまった区間のこと。 下の30年前の地形図と比べてみるとわかりやすいのだが、「萩・三隅道路」が出来て以来、道路下や法面の下に埋まってしまっている道だ。 平成2年1月1日発行 2020年03月23日撮影-1 2020年03月23日撮影-2 2020年03月23日撮影-3 こればかりは致し方が無いが、旧街道を途切らせないように自動車道の法面の周りを周回するように新しく道を造って繋げてくれている。 地形は変わってきたが、古を偲ぶことは出来そうだ。 ついでに中小野まで足を延ばしてみた。 2020年03月23日撮影-4 2020年03月23日撮影-5 2020年03月23日撮影-6 2020年03月23日撮影-7  この辺りに「一里塚」があったのであろうか? 下の写真は三隅八幡宮下から宗頭方面へ旧道を進んだ所。 2020年03月23日撮影-8 今現在、三隅川に堆積した土砂の撤去工事で工事用車両が出入りしている。雨天時も危険な道だが工事の邪魔をしてはならない。

江之川のこと

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長門市駅に沿って白潟へと流れ出る「江之川」のことを以前に書き込んだことがあったが、つい最近その江之川沿いの道を歩いて感じたこと。 2020年03月12日撮影-1 2020年03月12日撮影-2 2020年03月12日撮影-3 2020年03月12日撮影-4 2020年03月12日撮影-5 写真では分からないが、全く臭わないことに気が付いた。昭和40年代から50年代にこの道を通ったことのある方々は記憶に残っていると思うが、当時の江之川は悪臭のあるどぶ川でまさにヘドロ状態であった。 特に当時の 大津高校に列車通学 された方々は登下校時にこの悪臭を嗅いでいたわけで、けっして良い気分ではなかったはずだ。 今でも「きれい」とは言えないが悪臭が無いことに驚く。 下水道の整備や排水の管理がされてくると景色が変わってくる。 [後記] 江之川(えのかわ)は江良山より 真砂溜池 を介して江良地区より藤中(ふんじゅう)を通過、さらに長門市駅より ルネッサながと 方面へと流れて白潟より仙崎湾に流れ出る。 市民の生活エリアに密着した川だがその流域はあまり知られていないのかもしれない。

指月山から

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自分の中では「頂上からの眺望がほぼ期待できない山」の一つであった指月山が変貌を遂げた。 2020年03月20日撮影-1  菊ヶ浜と萩市街 2020年03月20日撮影-2 指月山直下の菊ヶ浜  観光の屋形船が航行。 2020年03月20日撮影-3 越ケ浜の笠山(112m)、奈古の遠竹山(416.4m)、須佐の高山(532.7m)が三段重ねとなって日本海に浮かぶ。圧巻! 2020年03月20日撮影-4 玉江浦漁港北端と西の浜 天候が良くて波が荒い!最高のロケーション。 全く期待せずに登ったわけだが周囲の雑木が一部伐採されていてこのような眺望を与えていただいた。感謝! 私がこの山に期待していた一番の目的は下の写真のような「石切りの様子を偲ぶ」風景なのだが今回の登頂で期待できるイメージが何倍かに跳ね上がった。 2020年03月20日撮影-5 2020年03月20日撮影-6 本当に美しい低山だ。 (指月山は山口県の百名山の一座で、標高145mの低山である。)

於福駅から

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JR美祢線於福駅の様子。 2020年03月15日撮影-1 昭和の時代からほぼ外観を変えていない美祢線の於福駅。 2020年03月15日撮影-2 郵便ポストが在るだけで画感が引き立つ。 2020年03月15日撮影-3  北辺には花尾山が聳え・・・ 2020年03月15日撮影-4 南には天竺 (右側の台のような山で「天竺台山」ともいう) が拝観できる。 2020年03月15日撮影-5  そして西側は雁飛山系の尾根が連なる。 (雁飛山は写真に写っていない) 2020年03月15日撮影-6 [後記] 於福駅 の景観は発足の大正時代から戦後間もないころまでは分からないが、国鉄からJRへと移り変わってきてもほぼその容貌を変えていない。 平成の時代に「地域交流ステーション」となり委託管理となったが言葉通り「ステーション」のままだ。そしてとっても綺麗に管理されている。 わが町の長門三隅駅はというと、既に「駅舎」とは呼べない状態になっていて隅っこに追いやられた もの悲しい風貌 となってしまった。 2017年_長門三隅駅舎 これでは誰も利用しようとは思わないのではないか。 正面が閉じたままになっている駅舎なんて見たことが無い。

湯本温泉の大寧寺川

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昨日の続きとなるが深川川に湯本温泉で合流する支流に「大寧寺川」がある。 2020年03月15日撮影-1 合流直前に美祢線が跨ぐ。 その向こう側が大寧寺方面になる 2020年03月15日撮影-2 写真のとおり岩盤がむき出しで渓流の装いだ。すてきな風景だ。 2020年03月15日撮影-3 大寧寺川と音信川との合流部の風景。ホテルの向こう側に 十郎畑(213.9m) が聳えている。これも素敵な風景だ。 この大寧寺川は 県道34号線 沿いに流れ、柿木原集落の奥、三ツ頭山系より発する。三ツ頭(615.2m)の反対側は大ヶ峠(おおがたお)となる。地形に興味を持っている輩にはたまらない場所だ。