赤間関街道北道筋の廃道~その2

先月に七曲道近辺の廃道で「鎖板橋」を書き残したが、今回は三隅の中心部の廃道のこと。

鎖峠(鎖板峠)を下り、宗頭から中小野へと続く赤間関街道北道筋は明峰寺を過ぎて三隅川の北側に沿って市集落へと続く。

地理院地形図より
 今回の廃道は、廃道というより姿を消してしまった区間のこと。
下の30年前の地形図と比べてみるとわかりやすいのだが、「萩・三隅道路」が出来て以来、道路下や法面の下に埋まってしまっている道だ。

平成2年1月1日発行

2020年03月23日撮影-1

2020年03月23日撮影-2

2020年03月23日撮影-3
こればかりは致し方が無いが、旧街道を途切らせないように自動車道の法面の周りを周回するように新しく道を造って繋げてくれている。

地形は変わってきたが、古を偲ぶことは出来そうだ。

ついでに中小野まで足を延ばしてみた。

2020年03月23日撮影-4

2020年03月23日撮影-5

2020年03月23日撮影-6

2020年03月23日撮影-7
 この辺りに「一里塚」があったのであろうか?


下の写真は三隅八幡宮下から宗頭方面へ旧道を進んだ所。
2020年03月23日撮影-8
今現在、三隅川に堆積した土砂の撤去工事で工事用車両が出入りしている。雨天時も危険な道だが工事の邪魔をしてはならない。

コメント

このブログの人気の投稿

住友セメントのベルトコンベア

山口ニュージーランド村の記憶

アトラス長門の記憶