田んぼに水が張られる季節

 田園風景の中にポンプ小屋のモーター音が小さく響く。水路の水の流れとともに心地よい季節の音になって入ってくる。

土手の地蔵尊が初夏の風景によく馴染む。(季節はまだ春だけど!?)

権現山や桂木山に向かって田を掻く。知ってか知らずか素敵なシーンだ。

滾々と湧いたように流れる八丁水路の水は生き物のように思えてくる。もうすぐウグイやハヤの姿が見られることだろう。

あまり良い意味で使われないが「我田引水」という言葉を思い出す。本来は我が田にただ水を引き入れるだけの言葉だったと勝手に思っているが、現実はそうではないのであろう。


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