古くは赤間関街道北道筋であった沢江の旧道はまだまだその面影を辿れる。 旧街道筋から沢江川沿いの風景 沢江川の左右に旅館(滝口旅館と吉田屋旅館)があった風光明媚な場所だが今も当時の気配が感じられる。下の写真は逆方向から見た風景だ。背景に鉄割山(古くは「かねわり」と呼ばれていた)の稜線が控え、偶々通過した列車がその位置関係を表してくれた。 県道287号から沢江川沿いの風景 県道287号の沢江郵便局 過去には旧街道沿いにあった郵便局は昭和41年に旧・国道191号沿い(現・県道287号)に移転し、現在に至っている。 旧街道沿いのお地蔵様 お地蔵様のすぐ裏手に山陰本線が通る。 山陰本線が跨ぐ赤間関街道 大正13年に正明市駅から美禰線として敷かれた鉄路(現在は山陰本線)は赤間関街道を分断してしまったが昭和後半の時代まではレールを跨ぐ通路として残っていた記憶がある。 この旧街道沿いには製材所、米屋、石屋、酒屋、医院、呉服屋、箸工場、菓子屋等があり、今でもその面影を見つけられる。