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長門市駅の今

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 JR西日本が利用者が少ない地方路線の平均収支率(2022年~2024年度)を発表した。益田-長門市間は4.5%となっていて、単純に計算すると100円稼ぐのに2200円程度の経費が必要ということになる。 先日のこと、長門市駅にたらこ色が3線に並んでいたので軽い気持ちで撮影した。 駅南歩道橋より 帰宅してよくよく見ると5,6,7番線に車止めが設置してありレールが切断されているではないか。(8,9番線は確認できなかった) 下の写真は今年の8月に撮影したもの。 この時にはすでに5,6,7番線は切断されている様子。いつも思うのが人がいない。とにかく人が少ない。

三隅川下流域を歩く

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 いつもの散歩道も秋晴れとなると風景が違って見える。 600m級の稜線を眺めては山への思いを馳せる。 カメラを向けるとカモは一斉に飛び立ったがコブハクチョウはそのまま居てくれた。 舟戸のお地蔵様も気持ちよさそうだ。土手へ上がる道も昔のままだ。ここから萩へと年貢米を積み込んでいたことを今更ながら想像する。 最初にも言ったが秋晴れの下だけでなく、歴史を知るとまた違った風景に見えてくる。 暑い暑い夏が漸く過ぎ去って山歩きにもってこいの季節になってきた。そんな中、地元でもクマの目撃情報が異様に増えてきている。昭和48年に発行された「三隅町の歴史と民俗」の[生物]-[動物]-[哺乳類]には「クマ」の記述はない。少なくとも令和になるまでは三隅における「クマ(ツキノワグマ)」の目撃情報は聞いていない。これこそ「昔はよかった!」と言いたい。

地域探訪~沢江

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 三隅地域づくり推進協議会 教育文化部主催による地域探訪が今年も催された。 村田清風記念館をスタートして隣の三隅山荘へ。沢江といえばやはりここだ! 村田清風旧宅(三隅山荘) 沢江川に沿って 山陰本線越しの沢江公会堂 清風墓所 沢江大歳社参道の階段 大歳社が見えてきた 最近、パワースポットになっているらしい。 沢江川河口 左の空き地・滝口旅館、右・吉田屋旅館が在った。 沢江地蔵尊 地蔵祭りも途絶えた様子。 沢江の観音様(時雨山観音)がある西山 旧街道を走るクロネコ 最後は赤間関街道を歩いて清風記念館へ戻る。街道筋には昔ながらの面影がかなり薄くなってはいるが、過去の人々の生活の気配を探して歩くのも一興でこれが「まち歩き」の醍醐味だ。

鉄道のある風景(続き)

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 サイズ変更以外は何の加工もせずに撮って出しの写真だが自分的には秋を感じられるように撮影したつもりだ。ただ天候がもう少し良ければ、と情けない言い訳しか出てこない。 観光列車「はなあかり」の写真を撮りたかったが待っても待っても来なかった。通過時刻の予想が見事に外れた。帰りに寄った長門三隅駅で時間つぶしに撮った2枚の写真を残す。 JR西日本のロゴがついているが、昔の駅名板には当たり前だが「国鉄」とは書かれていなかった。そして「長門三隅」のフォントも国鉄時代より角ばっている。 開業100周年記念看板が建植されて一年が経とうとしている。風景に馴染んできた。 この時、空高くに何羽かのツバメが飛んでいたのを見かけたが、10月になっても日本に居るのは珍しいことだと思う。大抵は9月に入って直ぐに集団で南方へ渡っていたと思っていたが今年はどうしたことか未だ居る。何をきっかけに渡り始めるのかわからないが夏が長すぎたことと気温が高すぎたことに関係しているのかもしれない。

鉄道のある風景

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 先月の29日(月)のこと、長門市内のJR山陰本線沿線の知人宅で列車の通過音を聴き何気なく窓から外を眺めるとなんと「瑞風」が通過(上り)していった。これは驚いた。そしてすぐに思い起こしたのがその二日前に粟野川橋梁が2年の時を経て復旧工事が完了し開通したことだ。 つまり2年以上「瑞風」はわが町に来ていなかったし、もう来ないかもしれないという思いがあったがため、本当に驚いた。 そして昨日、観光列車「はなあかり」が長門市にやってきた。 普段、1両か2両のたらこ色のディーゼル列車しか見れない地域にトワイライトエクスプレス瑞風や観光列車がやってくることの意義を考えてみたが、通過していくだけの田舎町には何も思いつかない。せめて日本の原風景?でも眺めていただければ、と思ったりする。 長門三隅・長門市間 飯井・長門三隅間 ところで「鉄道のある風景」としたが昔の線路(特に道床)はこんなに草が生えていたっけ?といつも思う。バラストの辺りにスギナが生えていたような記憶はあるがこれだけ雑草が生えている風景はあまり記憶がない。列車本数が多く、人も多く充当できていた時代と風景が違っているように思えてならない。外来植物が蔓延ったり除草する回数が減ったりいろいろな要因があるであろうが昔のほうが鉄路は風景としては綺麗だったように思えてならない。(不衛生な部分はあったがそこは今回は省く)

秋彼岸の頃

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 明け方の涼しい風が少し寒い風に変わってきた。 今年もお彼岸の頃の風景が楽しめる季節となった。 三隅川下流域 藁ロールのある風景 刈入れ後の稲株 畦の彼岸花 稲を刈った後の株から次の稲が生えだしている。背景の連なった山々は枯れる前の水田と合わさって豊かな日本の風景となっています。今後は山々の紅葉が始まり、そして冬へと季節が変わっていきます。 畦の彼岸花は知ったかのように秋分の日を狙って咲き始める。不思議だ。 ちなみに「畦」と「畔」は微妙に使い方が違うそうだ。

キノコの森を満喫

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 今年は秋が無くていきなり冬が来る、というような報道を耳にしたが里山にはしっかりと秋が来ている。ヒガンバナも咲き始めた秋のお彼岸二日目、久原山トレックの向山からいこいの森へとピストントレッキング。 タマゴタケ1 タマゴタケ2 タマゴタケ3 タマゴタケ4 シロオニタケ1 シロオニタケ2 タマゴタケ5 タマゴタケ6 明け方の冷え込みから一転して汗がにじむような気温の中、分岐点からいこいの森のピーク夫婦岩を目指す。尾根を抜ける風は秋風で涼しく気持ちがよい。途中雨が降ったが森の中は濡れずに歩ける。湿度の塩梅がちょうどよかった?せいか登山道辺りはキノコでいっぱい。その中でも写真のタマゴタケは紅色が目立って山歩きを楽しませてくれる。名前もかわいいが姿もかわいい。 シロオニタケも鬼の金棒のような尖ったイボがあって不思議な姿を見せてくれる。 山野草や樹木もそうだが季節が変わりゆく中で今しか見れない花や実に出会えたことが嬉しく、また来年も出会えることを願って復路を歩く。