分水嶺を歩く

 今年もやっと紅葉シーズンとなって明け方に霜が降りだした。こんな時期は山の尾根を歩きたくなる。せっかくなので権現山(560.4m)から天井山(602.2m)にかけての分水嶺を歩いてみる。

大水峠地蔵尊
かつて秋芳町栢木と三隅町辻並をつなぐ峠越えの山道があった。今は三隅側の道はほぼ廃道となり歩くことも困難になった。その峠に今も鎮座する地蔵尊は少しばかり秋芳側に傾いていらっしゃる。まさに「峠のお地蔵様」である。まずはここから権現山の頂上を目指す。

地理院地図より

尾根道-1
権現山の尾根道は急坂にしごかれますが素敵な登山道です。

権現山頂上三角点
お地蔵様まで引き返してそのまま分水嶺を天井山方面に向かう。
尾根道-2

伐採地より天井山を臨む
今回歩いた分水嶺は2021年(令和3年)に「天井山風力発電事業」が計画された尾根で、上の写真は風車建設前の風況観測塔が建設されていた伐採地(標高530m)で、そこより天井山を眺望したものだ。今回は時間の都合でここより栢木林道(栢木弁天社の方面)へと下山した。

もう少し紅葉の落ち葉を期待して歩いたが少しだけ時期が早すぎたようだ。しかしながら木漏れ日に照らされてワクワクする山歩きだった。


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