三隅の祠とお地蔵様~野波瀬・室生
今回は過去に書き込んだ祠と一部重複してしまうが、野波瀬の荒神社と室生の大歳社。 まずは野波瀬の荒神社。 なぜにこんな野波瀬の室生側にあるかというと、この三叉路の山側の道はその昔は生島へと通じる(現在の三隅病院辺り)峠道があり、行商人が行き交っていた時代の名残で道祖神の役目も果たしてきた祠であるとのこと。 下の写真は久原山からいこいの森の夫婦岩へと通じる尾根道にて撮影した峠付近の様子だが、野波瀬方も生島方も道は廃道状態で孟宗竹とアオキで覆われて通行できる状態ではない。標高は125m付近。 かろうじて「道」があったであろう形跡が残っている程度だ。 Google Earthより 次は室生の大歳社。 室生には漁村でありながら昔は水田や畑があり豊作を願っての「大歳様」という成り立ちらしいが、創建ははっきりしない。またこの大歳様が室生から野波瀬に至る神輿担ぎのスタートの地となっていると聞く。 ちなみに漁村ならではの豊漁を願っての網代を廻る船祭りが野波瀬にはある。野波瀬の目前に浮かぶ幸島(こうじま)に三宇の祠が祀ってある。それぞれ宗像大明神、住吉大明神、海神大明神という。いつか機会があればお参りに行きたいと思っている。(野波瀬の資料には沖の明神、中の明神、地の明神と記されている) 野波瀬船祭り 野波瀬船祭り 放り神輿