三隅の小郡三隅線と野波瀬港線から路線バスが消えた

今年の4月1日からバス路線の一部変更に伴い、防長バスが県道の野波瀬港線と小郡三隅線から姿を消した。 今回のように全廃ではなく一部変更で路線が縮小される場合の地元住民はその反応が微妙に違っていて、以前と変わらないエリアの住民は興味がないのか話題にも上らない。無くなってしまうエリアの住民は話題にはするが元々の利用者が少なかったため?何も変わらず廃止を迎えた。 全路線廃止されたら反対運動でも起こるのかもしれないが今回のようなケースはその日があっさりと過ぎてしまった。自治会の回覧に回っただけで最終日は何もなく終わった。 小波橋を渡った防長バス 向山バス停停車中 向山バス停通過中 ちょっと廃止の形態が似ている(歴史は全く違うが)のが1997年3月の大嶺線の廃止で、当時美祢線の支線となっていた南大嶺ー大嶺間が廃止されたときの最終日には結構な騒ぎで普段人影のない麦川(大嶺駅辺り)に大勢の鉄道ファン?が集まった。この鉄道とバスの差は何なのだろうか? 今回のような一部廃止はいつの間にか人々の記憶から消え去っていき、歴史にも残らなくなるような気がして一抹の不安が過る。バス停標識だけは未だ残されている。