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久原山トレック便り~その4

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 久原山トレックの向山ヤマモモルートに初夏の様子が見え始めた。 尾根道も木漏れ日が暖かい。だけど涼しいし爽やかな風が通る。 2022年5月21日撮影 下の写真には「サンショウクイ」が隠れている。山椒の実を食べにやって来る?のではなく「ピリリ」と鳴くからこの名がついたとされる。本当はどっちだろうか。とってもスマートな初夏の渡り鳥だ。久しぶりに発見した。 2022年5月21日撮影 紫外線は広葉樹で遮断されているように思うがけっして眩しくないやわらかい木漏れ日が射してくる。なんて気持ちが良いんだろう。 2022年5月21日撮影 ヤマモモも実が着いてきた。もうすぐ赤黒くなり落ちてくると思いきや二日後にはほとんど無くなっていた。ヒヨドリの餌食になったか? 2022年5月21日撮影 こんな大きなカタツムリは久々に見た。梅雨入りも近いのであろう。 2022年5月21日撮影 初夏の森は確かに気持ちが良いが、実際に歩くとクモの糸が結構顔にくっついてくる。トレッキングポールか杖でクモの巣払いをしながら歩くことをお勧めします。

夕まずめの野鳥観察

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 釣りをしていて「朝まずめ」や「夕まずめ」という言葉をよく使う。どちらも薄暗い時間の喰いが立つ時合いを指して使っていたが、野鳥観察に置いて鳥の活動が活発な時間を指して使ってみた。ただしまだ明るい夕刻の5時過ぎの田園地帯だ。 ハクセキレイ-1 ハクセキレイ-2 最初に出会ったのがハクセキレイだ。セグロセキレイと見分けがつかないが田植えが終わったばかりの水田で何を狙っているのか。 ヒバリ-1 ヒバリ-2 次に見つけたのがヒバリさんだ。「ピリピリ」と鳴いてはいるがどこにいるのかさっぱり分からなかった。やっと見つけたのがこの一羽。 空中でのホバリングはよく見るが田おこしした畑の中では中々見つからない。 オオヨシキリ-1 オオヨシキリ-2 次に出会ったのがヨシの群生地の真上の電線に留まったオオヨシキリ。上の二枚の写真は同一の個体で、下の頭部が毛羽立ったショットは「ギョギョギョギョ」と大声で鳴いているベストショットだ。ヨシ(葦)に留まって鳴いているときは分からなかったがこんな姿で鳴いているのは初めて知った。 最後に見たのはミサゴだったが見つけてすぐに青海島方面に帰って行った。 2022年5月24日撮影 豊原から平野にかけての水田地帯は野鳥の宝庫で、四季折々多種の野鳥がやって来る。 2022年5月24日撮影 岳ノ山も水田に映ると違った山に見えてくる。 2022年5月24日撮影 中央が久原山だ。これらの風景を見ても夕刻のものとは思えないほど明るいし美しい。唯一穏やかさだけが夕刻を感じられる。 悠長なことを書きこんだが農家の方々は雨が降るのを首を長くして待っておられるはず。まとまった雨はしばらく降っていない。山に登って雨乞をしてみようか。

ボロボロの写真から

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 旧三隅町役場の広報資料写真に紛れ込んだ一枚の写真をスキャンさせていただいたもの。 古いアルバムから剥がした写真のようでボロボロの状態。場所は三隅八幡宮下の広場と思われる。 「勝手な推測と勝手な思い」を残しておこう。 時代は昭和30年代初頭と思われる。右側に写った上半身裸の子供が自転車のリムを持っている。輪転がしという遊びが流行っていた時代で、棒でリムを転がすだけの遊びだが運動会の競技にも採用されていたスポーツに近い要素を持った単純な遊びだ。それにしても周囲の様子を見ても夏とは思えないが逞しい少年だ。 境内下にすべり台、ブランコ、鉄棒が写っている。市や生島の子供たちの遊び場であったのかもしれない。奥にあった馬場までは確認が出来ない。 ここ三隅八幡宮下には明治の時代には市小学校(豊原小学校と共に明倫小学校の前身)が在った場所(校舎は境内池の南側)で、体操という学科もあったようで写真の場所はグラウンドの役目をはたしていたのかもしれない。 遊具が出来たばかりで広報担当が写真を撮影に来たシーンかもしれない。 [追記] 明治十七年(1884年)九月三十日に 三隅市小学校 と 豊原小学校 が合併し「 明倫小学校 」と命名されて開校した。当時の明倫小学校の場所は現在の農業者トレーニングセンターの駐車場の辺り(旧三隅町公民館辺り)で、元々小山があったものを切り崩し埋め立てて建てられたと伝えられる。 (「三隅町の歴史と民俗」より)

干上がった二条窪川で

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 三隅川の支流の「二条窪川」は不思議な川だ。 何が不思議なのかと言うと少しの間雨が降らないと下流域にはまったく水流が無くなり干上がってしまう。しかしながら本流との合流点には結構な水量が発生する。このことについては八丁水路や大小の井出が関係しそうなのでいつか検証結果を残そうと思っている。 その干上がった豊原エリアの二条窪川を散策した。 2022年5月16日撮影 久原山と干からびた二条窪川 2022年5月16日撮影 「ムシトリナデシコ?」 2022年5月16日撮影 2022年5月16日撮影 季節外れの「コスモス」 実を云うと散策したのはキジ、ウグイス、カワラヒワ、ホオジロそして時折姿を見せるミサゴの撮影を期待して出かけたのだが全くの不発で、可愛いお花の写真を撮って帰ったという状況だ。鳴き声だけで姿を見せない奴らばかりだ。

画伯が見た三隅の風景

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 久原橋に立って三隅川の上流と下流の風景を眺めた。それも空がモノトーンに近い雲で覆われている日に。 2022年5月15日撮影 2022年5月15日撮影 香月泰男画伯が久原橋の中ほどから三隅川の川面を眺めておられる?写真が残っている。昭和47年(1972年)の頃の撮影であろうか、少し険しい顔をしていらっしゃったように記憶している。 上の1枚目の写真で画伯が橋上で眺めた頃は三隅中学校が未だ木造校舎の頃で山陰本線三隅川橋梁の向こう側には鉄筋コンクリートの三隅町役場の建屋が存在している。その背景はやはり権現山だ。 2枚目が写真に写る画伯の目線に近いと思われるが、川面に写る久原山や夕陽を見ては過去の辛い思いを宥めておられたのかもしれない。 ところで画伯は下の写真の風景も眺めていらっしゃったはず。 大正13年三隅村役場発行の小冊子より 大正13年と言えば画伯は13歳で山口県立大津中学校第一期生だ。 長門三隅駅が美禰線として正明市駅から延伸され開業したのがその年の11月3日であるからひょっとして鉄道通学をされたこともあるのかもしれない。間違いなくこの風景も見ていらっしゃるはず。 この古い写真のタイトルは「三隅村役場付近」となっているが木造の三隅村役場の位置がはっきりしない。写真自体は久原山の中腹から撮影されたものと判断できる。過去には久原には山の中腹辺りまで集落が在ったとされる。画伯の愛した「 <私の>地球 」はたぶんこの頃から始まっている。

皐月の豊原神社

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 明倫小学校の前身の一つ豊原小学校があった地、豊原神社。 桜咲く季節も良いが薫風香る今も素敵な場所だ。 2022年5月14日撮影 2022年5月14日撮影 2022年5月14日撮影 2022年5月14日撮影 小学校が在ったのは桜の木が植えてある辺りであろうか。 2022年5月14日撮影 三隅では珍しい庚申塚と五輪塔 2022年5月14日撮影 紫蘭であろうか、境内の片隅にとっても控えめに咲いていた。 時々参拝される方をお見受けするのだがこの日は小学生が鈴尾を振っていた。ホッとする風景だ。

八代の里

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 天井山系と桂木山系の山々に囲まれた美しい里がある。北側から栢木、中辺、下中辺、半田と厚東川に沿って下っていく。 その八代の里に麦秋の季節がやって来た。 2022年5月10日撮影 旧八代小学校グラウンドの前。 2022年5月10日撮影 2022年5月10日撮影 背後に聳えるは権現山。 2022年5月10日撮影 2022年5月10日撮影 2022年5月10日撮影 2022年5月10日撮影 田んぼに水が引かれ、初夏の風景となりつつある。なんて素敵な里だろうか。 今年は秋芳八代ぬくもりの里主催の「ホタルロード鑑賞会」も計画されている模様。主催者や地元の方々の知恵と郷土愛に敬意を表したい。

失敗した写真

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 何に失敗したかと言うと写真の撮り方とカメラの使い方なのだが、素人なりに「失敗した写真」を残しておこうと思う。 久原山を背景にオレンジ色の列車を撮りたかったが、カメラの液晶画面が暗くてさっぱり見えず(外が明るすぎる?)シャッターを押すタイミングが最悪のもの。ファインダーのあるカメラが欲しくなる。 逆光なので市場のイメージが暗くなってしまう。安直にフラッシュ撮影しておけばよかったのか?。建物の正面は一日中影だ。ましてや市場が開いている時間に撮ればよいものをセンスの無さも追い風となっている。 撮るエリアが良くない。野イチゴ(クサイチゴ)はもっとたくさん生っていたのに。 (ちなみにこのイチゴは本当においしいと思う。里山に自生するとびっきりのご馳走です。) これもカメラの液晶画面が暗すぎて見えていなくて、どんなシーンか把握できずにシャッターを押している。せめて枯れた茎でも除けばよいものを気がついていない。やはり自分の目にはファインダーが必要らしい。 これも人が運転している風景にしたかったのに撮影場所が悪く運転席の人が見えない。背景の岳の山は良しとしよう。 畦道を入れたほうが良かったように思うがアングルに入っていない。 趣味の領域のただの素人写真だがすべて思い通りに撮れていない。( このブログにはこれで充分なのだが。) 目も老化して焦点があっていないこともあるがデジタルカメラの液晶画面がほとんど見えていないのが一番の原因だ。せめてファインダーで見ていればもう少しましな写真が撮れていたように思うが、愚痴ってもしょうがない。 こんな写真ばかりだが何かで役立つことも過去にはあった。 屋外に出るとスマホの液晶画面がほとんど見えなくなる。自動調整にしているはずなのに見えない。電話がかかってきても暗くてどこをタップして良いかわからないのでその内切れてしまう。過去の携帯電話(ガラケー?)の頃にはそんな記憶は無かったが老化が原因か?

雑木が萌える

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 五月になって山の雑木の作り出す萌黄色のグラデーションが何とも言えずきれいだ。 2022年05月08日撮影 宰の神様の山はシイノキが萌える。強風が吹き上げると生き物のように揺れ動く。そして秋になるとたくさんのシイの実が落ちてくる。 2022年05月08日撮影 青空がもう少しスッキリすると萌黄色が迫力を増すが少しガスってしまった。残念。 2022年05月08日撮影 岳の山(左)と鉄割山(右)のツーショットは少し遠すぎた。 2022年05月08日撮影 春霞は扇山や権現山を薄くしてしまう。同じ日の撮影とは思えないほど曇ってしまった。 「若草色」とは違う「萌黄色」の風景を撮ったはずがこんな写真ばかりになってしまった。 ところで「若い目」にはこれらの風景はどのように写るのであろうか。

青海島の高山から

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 青海島の高山(たかやま)山頂からの景色が素晴らしく良い。 2022年05月05日撮影 連なる山々を目前にして云うことなし。 2022年05月05日撮影 2022年05月05日撮影 位置関係を見ながら判る限りの山の名前を入れてみたが「草添山(517m)」の位置が定まらなかった。見た目と地形図のイメージが一致せず、限定できない山が他にも結構ある。はっきりしたらまたここに載せようと思う。 山頂から一段下りた登山道からも絶景が待っている。 2022年05月05日撮影 2022年05月05日撮影 北長門海岸の海上アルプスの一部だが青海や大日比の北側で日本海に面したこの地形は独特な美しさがある。