三隅・長門道路の整備が始まる前に

 山陰道の一部を担う三隅・長門道路の建設予定地の近隣となる中村熊野権現社付近の今の風景を残す。

熊野権現社参道から大竹方面

熊野権現社参道から南側

現、萩・三隅道路の三隅トンネル方面

大竹から熊野権現社方面
建設予定地から将来を想像するとこれらの場所はそれぞれ地形が大きく変わると思われる。美しい田園風景がどのように変わっていくのだろうか。

熊野権現社 一ノ鳥居

[後記]
大正十三年十一月三日に正明市駅から長門三隅駅まで美禰線が延伸されその後三見、萩へと延びて行った。

萩・三隅道路が平成二十年に三隅・明石間、平成二十三年に明石・萩間が開通し山陰道の一部としてその役割を担ってきた。その萩・三隅道路の三隅インターチェンジから俵山道路の長門湯本温泉インターチェンジの約10Kmの間が今年度に三隅・長門道路として新たに着工されようとしている。

ローカルエリアの輸送体系が鉄道から自動車道へとほぼ移行されようとしているが鉄路が廃れていくのは何とも寂しい限りだ。物流としては大型のものは鉄道で、そして小型のものは道路で、というような共存の体系は存在しえないのか、というような思いがめぐる。


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