三隅にはその昔、薬師如来を祀った薬師堂が4箇所あったと聞く。宗頭、生島、久原、浅田の薬師堂で現在は生島の薬師堂だけが残っている。
ご縁があって今回はその中の浅田の薬師堂とお薬師様(薬師如来)のことを書き残す。
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集落センター内の様子 |
現在は浅田の薬師堂建屋は撤去され、ご本尊は浅田集落センターの中に移されて毎月8日に野波瀬の東善寺住職がお勤めに来られていると聞いた。元は集落センター傍にあった火見櫓(ひのみやぐら)の下に薬師堂はあったとのこと。(私有地)
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在りし日の薬師堂(三隅の辻堂より) |
さらに昔はお堂の南側に在った法福寺というお寺の一画として納められていたとのこと。さすがにこれは知る由もない。
ここで集落センターの薬師如来をズームアップしてみると・・・

確かに薬壺を手に持たれている。薬師如来は人々から病や苦しみを取り除き幸せをもたらす仏様として信仰されており、まさに仏像界のお医者様だ。
[後記]
この薬師堂が存在していたころは薬師如来と一緒に阿弥陀如来と法然上人が祀られていたと記録されている(三隅の辻堂)。最初の集落センター内の写真に写りこんでいるうちのどれがそうなのか筆者にはわからない。勝手な想像だが左端の立像が阿弥陀如来でその隣が法然上人かもしれない。はっきりしたらこの場で修正をします。
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