いこいの森・夫婦岩のこと

 長門市三隅にある「いこいの森三隅」に「夫婦岩」と云う名称がある。

地名(字名)なのか通称なのか不明で、せめてそれなりの「岩」でも現地に在れば納得いくのだが全く分からない。




2019年02月04日撮影

2019年01月21日撮影
この「夫婦岩」と呼ばれる場所は「野地山」という山名だったはずで、生島と室生に接した標高211.24m(現・地理院より)の低山のピークのことだ。

角川日本地名大辞典・山口県を漁ると、小字一覧の三隅下に「女夫岩」が見つかる。さらに三隅町の歴史と民俗にも「女夫岩」が記されている。両方とも「夫婦岩」ではなく「女夫岩」である。いこいの森三隅で言う「夫婦岩」と関係があるかどうかは不明だ。

[追記]
城山の北部に、格好の良い岩が二つ並んでいる。そのさまあたかも夫婦の如くで、人々はいつからか「女夫岩」といいはじめていた。(「三隅の歴史と民俗」より)

ここで言う「城山」とはたぶん二条窪川と大竹川に挟まれた標高221mの山のことで足河内山(398.9m)の北に位置する新宮山と同様の山城が在ったとされる場所のことだと思われる。確かにここから見ればいこいの森は北側になる。ちょっと強引か?・・・。


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