権現山を小波橋から観る

 三隅の平野部から観るとどっしりとした丸っこい山に見える権現山は、実は大きな高い尾根を持った山で、その昔は「高尾山」とか「高山」と呼ばれ、歩いてみるととっても険しい山だ。そんな権現山を小波橋から眺めてみる。

2021年11月11日撮影

2021年11月11日撮影
その権現山は秋芳側から観ると全く違った山に見える。
下の写真は桂木山から臨んだ権現山の姿。
2019年06月09日撮影
権現山は1444年~1572年までの128年間は頂上で谷口村(現、兎渡谷)の神楽舞が奉納されていたと三隅八幡宮の記録にある。時は室町時代で、なんと応仁の乱やザビエルがキリスト教を伝えた時代だ。

その当時は三隅の庄はどんな風景でどんな人々が暮らしていたのか想像をする。500年前と言っても山の恰好だけはほぼ一緒であろうが下界の姿は全く想像できない。どんな道が在ったのか、三隅川はどんな姿だったか、そしてそこに暮らす人々は現代より遥かに質素な服装であったろうし何を食べて暮らしていたのか、たぶん想像とは全く違ったものがあるように思う。


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