小浜峠のこと

 三隅村から深川村へ行くには小浜峠(こはまだお)を越えて行く。とは言え、現代においては整備された国道のおかげで峠を越すイメージはほぼ無い。

下の写真は深川側から三隅方面に向かって行くカット。


左にJR山陰線、さらに左は小浜山(中心部は白はげ山と呼ばれる)で、峠らしく見える。
1980年代までここは歩行者及び自転車専用帯などなく、片側一車線の狭い道で車でも来ようものなら自転車で通行するのがかなり危険で厳しい道だった。
この小浜山には過去より古墳時代前期の遺跡が見つかっており、「小浜山遺跡」として発掘されている。さらにその周辺には糘塚(すくもづか)をはじめ、西ノ木(さいのき)、森ヶ岨(もりがすわ)、三上山(さんじょうやま)の古墳群がある。

小浜峠は現在は標高約15m?程度だと思われるが赤間関街道であった頃はもう少し高かったはずで険しい道だったようだ。隣の村へ行くだけで大変だったことを思うこともほぼ無くなってきた。


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