500系のぞみのこと
JR西日本の大傑作500系のぞみに乗りたくて東京へ行くのに小倉まで下って行ったことがある。27年も前のことだ。小郡駅(現、新山口駅)から広島までひかりで行けばよいものをあえて小倉まで下り、そして東京へ行ったことがある。年甲斐もなくワクワクしたことを覚えている。
当時はこんなおバカな乗り方をする乗客はいなかったと思うが当時の長門市駅のみどりの窓口の方はニヤリと笑って指定席を取ってくれたことを覚えている。この記念オレンジカードはその時のものではないがたぶんダイヤ改正時に購入したものであろう。
ところで新幹線のぞみ号が登場したころ(300系だったと思う)は東京・新大阪間のみの運行で山陽新幹線にはひかり号とこだま号しか走っていなかったと記憶している。(時刻表でも残っていれば確証がとれるがあてのない記憶だけで書き込んでいることをお許しいただきたい。)
東京に行くにしてもひかり号しか利用しないであろうと思い込んでいたがこの500系の登場で「乗ってみたい」という気持ちが高まったし本当にかっこいい新幹線だと思った。ところがその500系新幹線のぞみ号が小郡駅に停まらなかったのだ。
当時、山口県はのぞみが停車しない、という爪はじき感がどうしてもぬぐい切れず残念で仕方がなかった。通過するひかりもいた記憶がある。駅名を小郡駅から新山口駅に変更後に何本かののぞみが停車するようになったと記憶している。
現在こだま号として西日本エリアを走っている500系は2027年までに引退すると聞いた。エヴァンゲリオンやハローキティになった500系はどうなるのであろうか?保存もされずに消えていくのか。近年、年とともに消え去っていくものが愛おしくてならない。これは自身の老化のせいかもしれない。
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