奇妙な二羽

 暦のうえでは初秋だが残暑というより真夏の気温が続いている。明け方や日暮れは風さえあれば涼しく感じるが昼間は真夏だ。

毎年この時期にツバメが集団で南方へと渡っていくが、今年もその集団の決起式が始まったようだ。9月4日のこと、電線(正確にはメッセンジャー)にたくさんのツバメが整列を始めた。そう、稲刈りが始まる頃の定例集会だ。


しかしその集団の中に毛色の違ったペアが居た。
一羽のツバメと一羽のスズメが並んで同じ動作を繰り返していた。
この二羽はいったいどんな関係なのかわからないがこんな風景は初めて見た。後から来たのはスズメで、その前にはツバメが並んでとまっていたのだが一羽が飛び立った位置に入れ替わるようにスズメがやってきた。昭和の時代のコントを見ているようでおかしかったが写真が撮れていなかったら信じられないかもしれない光景だと思った。
2024年9月6日

2024年9月6日
最初に挙げたように気温は夏日のままなのにツバメたちは9月になるとすぐに渡っていく。あたかもカレンダーを見ているように毎年ほぼ同じ日に決起集会を始める。体内時計かそれとも人間には気づかない何かを感じて
渡っていくのかとっても不思議だ。これらの風景の中に何かヒントが隠されているように思うが、都会のツバメや、例えば東北地方のツバメも今の時期なのか、鹿児島県は?とか色々と考えてしまう。ただこれらのことに異変が起きないことを願うのみだ。


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