久原山山頂のこと

 朝晩がかなり涼しくなり山歩きが楽しめる季節になってきた。今年の秋は「久原山トレック」がにぎわうことを願って久原山山頂のことを書き留めておきたい。

上の写真は2017年3月頃の山頂の様子。地元民が愛する久原山山頂だ。

国土地理院の地形図によると上記写真の場所には何の表示もなく北に300m上がった地点に標高点(204m)が記されている。そこには確かに下の写真にあるように「地籍図根三角点」が埋設されている。

この地籍図根三角点は地籍調査用に旧三隅町が設置したもので国土地理院が管理するものではない。多分昭和48年頃の地籍調査にて埋め込まれたものだと推測する。下の写真は三角点「夫婦岩」西側の尾根上(標高180m)にある同一種の地籍図根三角点。

地元でいう久原山山頂と地形図上の標高点の位置にズレがある(標高はほぼ同じ)ために地理院地形図を利用したアプリを片手に登ってこられる登山者に迷いが生じるかもしれない。(因みにすべての三角点=山頂ではありません)
それはそれで楽しいのだが久原山トレックではあえて標高点の記された位置を尾根の分岐であるため「分岐点」と記した。

地元民が云う山頂にはご神体のない祠がある。これは昔、薬師堂があった跡地に設けられた祠で、祠の中のお薬師様は久原集落の大歳社に合祀されているらしい。大歳社は久原ルートの登山口にあります。


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