長門三隅駅こ線橋から眺める

2年前のちょうど今の季節に撮影した長門三隅駅のこ線橋(跨線橋)から撮影した上り方面と下り方面の風景。

まずは上り方面の風景。
2018年05月06日撮影-1

Yahoo地図の地形図表示より
当時私も少し驚いたのだが、この跨線橋上から扇山が見える。
観音山と権現山に挟まれて真正面に鎮座する扇山はその名のとおり扇形をしている。
ヤフーの地形図がわかりやすかったので利用させていただくと、長門三隅駅から扇山まで見事に三隅平野を直線で結んでいる。邪魔をする山が無いわけだ。ちなみに扇山の稜線の向こう側は萩市の木間になる。

そして下り方面の風景。
2018年05月06日撮影-2
こちらも少し霞んではいるが何とか矢ヶ浦山の稜線が確認できる。
そしてさらに西側に薄っすらと向津具半島の雨乞岳が見える。
跨線橋の出来たおかげでこんなに見通しが良いことがわかってきた。

自分が初めてここから汽車に乗った頃はまだ跨線橋が無い時代で、ホームから鉄板(縞鋼板?)をめくって階段を下りて線路上の通路を歩いて下りホームに渡っていた。
下りホームにも待合室があってその中の長椅子に座って汽車を待っていた記憶ははっきりとしている。ちなみに長門三隅駅には確か昭和60年代まで3番線があったのだが今は全くその面影も無くなった。


[追記]
扇山は旧三隅町の民謡「扇山から」に唄われた山で、その歌詞のとおり♪扇山から 三隅は明けて♪ と三隅町の最東端に鎮座する標高514mの山だ。別名、「高畑山」又は「奥大里山」とも言うらしく山の向こう側は萩市の木間地区になる。
三隅民謡「扇山から」は「湯免小唄」と共に昭和33年に作成され日本コロムビアにてレコード化された。参考程度に書き記すが作詞・作曲等は下記のとおりである。

『扇山から』
作詞:白藤孝亮
作曲:平川喜敬
補佐編曲:船村 徹
唄: 霧島 昇、花村菊江

『湯免小唄』
作詞:三隅小唄委員会
補佐:野村俊夫
作曲:米山雅夫
唄: 島倉千代子

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