昔ながらの風景(追想)

最近なかなか見かけなくなった畦道沿いの土水路。

2016年06月19日撮影-1
 このようにコンクリートが一切ない土の用水路(又は川)は殆ど見かけない。
河川改修や農業用水路の改良工事などでコンクリートで固められた水路や川ばかりになってしまったが、このような場所はなかなか見れない。維持管理するのにとっても手間がかかるので少なくなってきた。
こんな用水路でフナやナマズを獲っていた。時にはモクズガニも発見できた。運が良ければウナギも獲れた。そんなことを思い出しながら眺めてみるが生き物らしき姿はカエルと赤べこ(イモリ)しか発見できなかったことを追想する。


2016年06月19日撮影-2
昭和の時代のままのお店。自分が入り浸っていたお店は既に解体されて姿を消したがこのお店は今でもこのままだ。そして藤棚の下の休憩所も昔のままで素敵だ。
この道を通るときはいつも確認するように見入ってしまう。

色々と便利になってきた平成の時代からさらに令和へと移り変わる中で昭和の遺産を維持管理することの難しさを乗り越えての姿だと思う。

そしてこのような風景や建物を残すには維持管理の努力だけではなくセンスが必要で、けっして馴染まないものを置いたりしない。
最初の土水路にしても風景の中に余計なものが無い。畦の草を刈っていてフッと振り向くと納得の風景がそこにある、という満足感が得られないと残って行かない。

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