三隅の祠とお地蔵様~豊原墓地

 以前に長門三隅駅が出来たときのことを書いたことがあったが、当時の鉄道院が豊原墓地の土地を買い取って?駅を造ったため墓地を西側に移転した。当時の豊原の人々は豊原に駅ができることを鉄道院や県に陳情したらしく、完成時には餅まきをしたり角力大会を催したりして大歓迎をしたようだ。

長門三隅駅南西側の現在の豊原墓地は、岳ノ山から伸びてきた尾根の緩やかな丘陵地にある。そこにいらっしゃるお地蔵さまだ。

2020年08月22日撮影

2020年08月22日撮影
駅ができる前の大正12年の頃に現駅前辺りにあった六地蔵を移転したとの事。
(豊原墓地の東入り口にも小型の六地蔵があるらしく、大正末期に豊原部落で建立したものらしい。)



2020年08月22日撮影
これが移転のために使用した生活道(赤線?)であろう。もしそうであったら鉄道が敷かれる前からある道だ。


2020年09月23日撮影
駅前の商店のすぐ横を道が通っている。ここに続いていたものと思われる。

[参考] 長門三隅驛は正明市驛から美禰線の延伸で大正13年11月3日に開業している。当時はまだ「三隅村」の時代だ。

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