東関渕の今

 上東方の三隅川沿いに今は使われていないポンプ小屋がある。そのポンプ小屋の下あたりを昔から東関渕と言っていた。とっても神秘的で深い淵だったことはよく覚えている。

この辺りまで毎年サケが産卵に遡上してくるのだが昨年来その姿が確認できない。(過去には小波橋よりもっと上流まで遡上していたのだが今はこの辺りまでしか確認できない。)

12年前の様子と今の様子を比べてみた。

2008年01月08日撮影

2008年01月08日撮影
2008年の様子は水際に葦や水生植物が生えていないし、水域がさっぱりしている。

ところが今は下の写真のように水面まで覆いかぶさっている。
2020年10月16日撮影

2020年10月16日撮影
カモやオオバン、そしてヌートリアなどの外来生物も住処としているほど鬱蒼としている。

台風などの自然災害で土砂が溜まってきた結果ではあるが、サケの個体数が減ってきたのは、今までここには居なかった生物が生息しているからではないか?と思ってしまう。

それともう一つが東関渕のすぐ下にたくさんの空き缶やごみの入ったレジ袋などが不法投棄されている。最近になって特に目立ってゴミが増えている。写真に撮るのも悍ましい光景なのでさすがにシャッターを押さなかったが、監視カメラでもつけて何とかならないかと思う。

今年もサケの姿が確認できそうにない。

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