三隅の祠とお地蔵様~才ヶ垰

 地理院地形図には石原峠(いしはらだお)と記されているが、以前にも書き込んだように資料・文献等から判断して「才ヶ垰(さいがだお)」又は「さやか垰」が正当な名前と思われる。(石原峠は二条窪から坂水へ越える峠)

才ヶ垰辺り
その才ヶ垰を真木集落側から奥畑を経て歩いてみると、足河内山から連なる尾根へと辿り着いた位置にお地蔵様がいらっしゃる。
才ヶ垰のお地蔵様


前かけの突起から合掌地蔵のように思われる。目元だけを見ると聡明そうなお顔だ。現在は長門市内在住の高齢の方(元々は奥畑の方?)が年に一度程度お世話されているとのこと。

台座
台座には「三界萬霊」、「安政六年(1859年)己未 十一月吉日」と銘記されている。
過去には生活道として行商や通学に使われていたようで、二条窪の地元の方に話を聞くと確かに「子供の頃、この垰から親戚の方?がやってきていた記憶がある」との事。
ついでに二条窪にある三つの祠のお祭りの話も聞けた。いつかはその祠の一つを尋ねて二条窪から才ヶ垰を越えて奥畑に抜けてみるのも楽しそうだ。


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