久原の朝

 朝と言っても午前9時前の撮影だが、冬の朝日の差し込む久原(くばら)の風景。

2022年01月15日撮影
川浚えの後?となってしまった三隅川に映し出される久原山は標低204mと表現してよいかどうか。静かな川面はその稜線を見事に描きだしている。堤防に並ぶ重機も風景に同化した。

2022年01月15日撮影
扇山ならぬ「権現山から三隅は明けて」と編曲したくなるような時節のショット。9年間通った道にあるこの踏切は非電化区間であるが故の美しさを保っている。と言いながら昔は鉄道専用の通信線が電柱に添架されて線路に並行して走っていた。「ハエ叩き電柱」という言い方もされたが今は撤去されて通信線は橋梁に沿って収まっている。

2022年01月15日撮影

2022年01月15日撮影
久原橋、そして山陰本線三隅川橋梁も川面に映える。

これまでに何度ここに撮影に来たことか数えきれない。この場所の四季折々の風景は画伯も愛したに違いない。久原橋上に佇む画伯の姿を思い出してはいそいそと通っている。


コメント

このブログの人気の投稿

住友セメントのベルトコンベア

山口ニュージーランド村の記憶

山口福祉専門学校の桜