有線テレビみすみ

前回少し触れた「有線テレビみすみ」のことだが、平成9年5月29日に運用開始されている。およそ20年前のことである。

農業者トレーニングセンター(三隅公民館)裏にひっそりと建っている。なぜ「ひっそり」と表現したかというと旧三隅町の住民の方以外はその場所も存在自体もほとんど知らないからである。

今はそのまま「長門市ケーブルテレビ」に移行されて三隅地区のテレビ視聴やインターネット利用に運用されている。

下の写真は平成19年の春に撮影したもの。
2007年04月14日撮影

チャンネル表-おもて

チャンネル表-うら
今、あらためてみて感慨深いものがある。
一つは、福岡の民放がFBS福岡放送以外がすべて普通に見れていたこと。有線テレビみすみが出来てから、三隅町ではフジテレビ系列(TNC)やテレビ東京(旧・東京12チャンネル)系列(TVQ)を視聴できたので俗にいう東京キー局がすべて見れたということだ。

二つ目は「NHK教育」、「NHK衛星第1」や「NHK衛星第2」という局名だ。
今はそれぞれ「Eテレ」、「BS1」や「BSプレミアム」という名前に変わっている。
いつのまにか当たり前に使っている言葉や名前が少し前の時代は全く違う言葉であったことがテレビを通しても発見できる。

アナログ放送からデジタル放送に変わってきたら世の中のいろいろなことが変化してきた。

私が子供の頃、民放は「KRY山口放送」の1局だけで、のちに「TYSテレビ山口」が出来た時に時代が変わってきた、と思ったことがあった。自分的にはラジオ局の「FM山口」が放送開始した時が一番うれしかった。

それと当時、住んでいる地域により、映るテレビ番組(局)が違うこともびっくりだった。野波瀬の一部では「BSS山陰放送」が見れていたりした。

それとケーブルテレビが出来てから、町の風景ががらりと変わった。
気づかない人も多いようだが、家の屋根からテレビアンテナが消えたのだ。此処で云うアンテナとは「八木アンテナ」のことで、台風とか嵐が来たあと、各家の父ちゃんが屋根の上に上がってアンテナの向きを修正して、テレビのある部屋と大声で、「映るか?まだ回すか?」とやり取りをしていた。今思うと面白いことが多かった。

これらのメディアの話は長くなるので近いうちにまた続きをアップすることにする。


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