水力発電所の跡

二条窪川の中流域に、大正時代にあった「水力発電所」の跡がある。

説明看板によると、精米のために作られたこの発電所の発電機がドイツ製のもので、大正8年に名古屋から購入した、とある。どの程度の規模のものかわからないが、大正時代にドイツ製の機械を名古屋から仕入れるということを思い立ち、実行した先人が居たことがすごい。輸送能力のない時代に、分解して運んで現地で組み立てたのか、すごいことをやっている。

2007年10月15日撮影-1

2007年10月15日撮影-2

2007年10月15日撮影-3
もう一つ興味があることは、大正元年に発足した「仙崎電灯会社」という会社があったことと、三隅まで送電が普及した時点で発電所が廃止となったこと。

「仙崎電灯会社」が何処に在ったかが知りたいことと、仙崎から三隅までの送電ルートが知りたい。

古地図と照らし合わせて散策するととっても楽しいような気がする。


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