久原山のこと

昨年から久原山のことで国土地理院の地形図とにらめっこしていろいろなことを考えていた。

まず以前からの疑問点なのだが・・・

地形図にある「久原山」と書かれている204m地点はみんなが言うところの「久原山」と違うのではないか?という疑問を持っていた。

地形図における谷や尾根、コルの位置が昨年登った時のイメージと随分違っていたことに気がついて、それ以来今度は地形図を手にして登ってみようと思い立った。
(昨年登ったときはFさんという久原山の達人が一緒だったので地形図を持参しなかった。)

もう一つは、久原地区からではなく、向山地区からのルートを辿ってみたい、そして地形図にある204m地点に行ってみたいという妄想が膨らんできたのだ。

ということで実際に登ってみた。

地理院の地形図を引用

①スタート地点は向山だ!
2018年05月25日撮影-1
 最初の引用図にあるように向山からの上りルートは、道なき道と云うより途中から人が入った形跡がなく自分で登りやすい斜面を探しながら上がっていく最悪のルートで、写真を撮影する気にもならなかった。上の図の赤い線は最短ルートを示しただけで、実際は鉄道のスイッチバック方式のようなルートで上って行った。
初心者は絶対にこのルート(向山から)を選択してはいけません。普通の山歩きの3倍ぐらい疲れます。

②やっと尾根に到着
2018年05月25日撮影-2



③地形図の204m地点を目指して尾根道を歩く。
2018年05月25日撮影-3
 途中、こんなポール(杭?)が在った。
2018年05月25日撮影-4
案の定、地形図の204m地点は伐採がされていなく、まったくの見通し不良なので撮影せずに「④展望地点」を目指して尾根道をバックする。


尾根道を阻むこんな倒木があった。
2018年05月25日撮影-5



④やっと皆さんが言うところの「久原山」に到着。
2018年05月25日撮影-6
 こちらも高度計で確認すると203m程度だ。祠があるのでこちらが「久原山」だ。地形図は連峰として記入されているだけかもしれない。


明倫小学校側の展望
2018年05月25日撮影-7



三隅川河口~仙崎湾側の展望
2018年05月25日撮影-8
 上の写真のズーム
2018年05月25日撮影-9
手前が仙崎湾で向こう側が深川湾。


三見漁港側(萩方面)の展望
2018年05月25日撮影-10
 三見漁港の向こうに小さな指月山が薄っすらと見える。


少しの休憩をとって下山開始。
2018年05月25日撮影-11
久原地区側に下りるときは白いテープが目印のようだ。


⑤下山完了して久原地区に出たところ。
2018年05月25日撮影-12
下山してすぐに偶々Fさんとお会いしてお話をすることが出来た。

明倫小学校の父兄会の方々が仙崎湾側を展望できるように伐採していただいたので眺めがよくなった、とお聞きした。感謝!

下山するときの木に巻かれた白いテープはFさんが目印で付けた、とおっしゃっていた。これも感謝。


この辺り(長門市近辺)の山歩きは冬場に限る、と思った。そして久原山の地形図上の頂上はやはり③の位置で、本来?の久原山は④の位置だった。

最後に・・・「久原山は久原地区から登りましょう。」



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