昔の写真に想うこと

昭和53年の頃の三隅中学校前の風景が当時の広報に載っていた。

画像は粗く白黒写真ではあるが何となく当時の雰囲気がわかる。

1978年(昭和53年)3月頃 広報より

木造校舎の頃の三隅中学校が少し写っているが、下の今の写真と比べると、校舎の建っている位置が違うように思える。


2018年04月10日撮影-1

2018年04月10日撮影-2
背景にどっしりと聳えた権現山が今と変わらずに見えることが嬉しい。

だが、欲を言うと自分が通っていた当時の写真を見てみたいと思った。

そしてこのような昔の写真を見ていつも想うことがある。

昔の写真に想うこと・・・
各家庭で保管されているアルバムの中の昭和の頃の写真は、家族や親戚の方々、又は友人の写真がほとんどであろうが、たまに当時は何の意図もなく偶然に撮影された日常の一角を撮影した写真が残っていることがある。
例えばいつも利用していた駅の写真や、いつも通勤通学に使っていた道が写っている写真、いつも目にしていたお店の看板が写っている写真などに目を奪われることがある。

そういった写真が自分の琴線に触れて、とても大切な写真となることがある。

昭和40年代初期の頃、家族で旅行に行ったりするときに日常と違う恰好をして(普段と違う服を着て)家を出ようとしたりするとそれを見つけた近所のおばさんが「よそ行きの格好をして何処に行くそかね?」とよく話しかけられた。(今もたまに聞くことがある。)
その「よそ行き」の格好の写真は何枚か残っているのだが、普段の恰好の写真はまったく無い。
そういえば昔はここぞというときは前の日から散髪に連れていかれてきちんとした格好(ハイカラな服装)をして旅行などに行っていたように思う。それを総称して「よそ行きの恰好」と言っていた。当時は嫌だったが今思うと懐かしく思える。


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