駅舎のこと

 前回上げた萩駅舎のことを思い浮べ、そしてわが町の長門三隅駅のことを色々と思う。比較することもないのだが今の長門三隅駅舎の現状には残念さのみを感じる。

2017年06月19日撮影
このようになってしまった詳しい経緯と今の管理形態は正確に分からないのだがJR西日本が管理委託か譲渡?してしまった駅舎は常にシャッターが閉じたままとなっており、「駅」は右片隅に追いやられた格好になっている。こんな暗い駅舎は見たことがない、と言いたくなるほど残念だ。

駅としてはご近所の「玉江駅」の駅舎で比べてみると私の思いが伝わると思うが、開放感のあふれた素敵な駅舎として継続されている。

2019年05月13日撮影

2021年07月17日撮影

2021年07月17日撮影
一昔前まで駅舎内には売店(KIOSK)があって無人駅を感じさせない雰囲気を持っていたが今はその代わりに私設美術館の装いをされていて地元の方々の愛着を感じる。

駅は町の玄関口であってシンボルでもあるはず。そんな駅の入り口である駅舎が封印されたように普段は鍵がかかっていて、追いやられたスペースだけで乗客が乗降しなくてはならなくなっている。利用者は確かにわずかとなっているが歯止めがきかなくなっている一因がこの暗さだといっても良いのではないか。駅舎はもっとウエルカム状態をアピールするべきで何の印象も残らないこの現状は打破していかねばならない、と熱帯夜に思いを馳せている。


コメント

このブログの人気の投稿

住友セメントのベルトコンベア

山口ニュージーランド村の記憶

アトラス長門の記憶