同時に出発する列車

 長門市駅を山陰本線と美祢線が同時に出発する光景。

山陰本線下り967D(9:55発小串行)と美祢線上り708D(9:55発厚狭行き)だ。(写真はちょうど1年前の撮影です。)

2020年12月22日撮影

2020年12月22日撮影

2020年12月22日撮影

2020年12月22日撮影
長門市駅の1番線と3番線から同時に発車して最初の分岐器(ポイント)では寄り添い、草添山に向って左右に分かれていく。そして両者ともに深川川に架かる鉄橋をそれぞれ渡って行く。とっても素敵に思える風景なのだが運転手さんはどんな思いで同時に出発されているのであろうか。

何時ぞやも書き込んだが私は中学生の頃よりこの場所の風景が大好きだった。下関に行くのに山陰本線で行くか、美祢線で行くか計画するのが楽しくって時刻表をめくっては妄想にふけっていた。(運賃は同じだったと思う。)辺りの風景は変わってしまったがデパートまるみのビルが当時のまま残っている。とってもシンボリックな建物で昭和の長門市を代表する建物となっていた。(今となっては数々の問題が発生しているビルであろうが風景としては実に印象的だ。)

3・4番線の離れホームにあった立ち食いうどんを食べてから乗るか、それとも駅弁を買って乗るか、又は下関の立ち食いうどんまで我慢するかなどどうでもよいことを真剣に計画していた記憶もある。車酔いの酷かった自分は列車の旅がこよなく好きでなぜ列車は酔わなかったのか今思うと不思議でならない。トンネル内の煤煙も一般的に言うほど嫌いではなかった。そんなことを考えながら昨年末に横断陸橋を歩いていた。


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