旧三隅町役場の跡

昨日、通りすがりに旧三隅町役場の解体現場をのぞいてみた。

見事にさら地になっており、消え去っていた。

2017年03月05日撮影-1
 商工会三隅支所の横にせり合うように建っていた。



2017年03月05日撮影-2
建屋の後ろにある三隅川の堤防が露になったが、石組みを見ると見事な石垣である。ここだけ見ると城壁の跡にも思える。

しばらくはこのままだと思うので、石垣が太陽光に当たって今後変色していくと思う。


2017年03月05日撮影-3
明倫小学校の昔の校門側から眺めた風景。


以前にも書いたが、「記憶に残る」建物が無くなったり風貌が変わったりすると時代の移り変わりを痛感させられる。

しかしそこに「想い出」が共存していると寂しさが一段と増してくる。

私が生まれて初めて一人暮らしをした東京の或る場所を、約25年ぶりに訪れて住んでいた下宿(アパートではない)を探したときに記憶をたどっても辿り着かなかったことがある。私の記憶が間違っていたと思っていたら、過去に川の氾濫が原因で区画整理がされ、住んでいた「住所」自体が無くなっていた。当然地形も変わっていて想い出の道や風景がまったく無くなっていた。
がっかりした経験をしたことを思い出した。

色々な想い出がある場所が無くなることのつらさを痛感した出来事でした。

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