関門海底鉄道トンネルの時刻表のこと

 表紙の好みで時折購入している「九州時刻表」というとっても使い勝手の良い季刊の時刻表がある。(交通新聞社九州支社発行)

何が良いかと言うと・・・
  • 紙質が良い。
  • 東海道・山陽・九州新幹線がすべて掲載されている。
  • 山陰本線の長門市以西、山陽本線の徳山以西が載っている。
  • 広告ページがまるで昭和のまま。
  • サイズが手に馴染む。etc.
一番良いのは500円でおつりがくる値段!なのだが。

ところでこの時刻表を見る度に思い出す地域に特化した「時刻表」がかつてあった。手元に残っていないし記憶も定かではない時刻表で、関門トンネルだけの専用時刻表があったことだ。それも山口県では下関駅辺りのKIOSKや本屋さんにしか置いていなかったように思う。値段もとっても安かった(100円程度?)ように思う。


上の簡略した線路図で説明すると、JRが国鉄だった頃のことになるが関門トンネル(鉄道用)を行き来する列車は、本州からは山陽本線や山陰本線から門司・小倉方面、又は門司港行きがあり、九州からは鹿児島本線や日豊本線から、又は日田彦山線からも下関へと向かってくる。それら関門海底鉄道トンネルを行き来する列車だけが統一された「下関~門司間だけ」の便利な時刻表があった訳だ。(記憶は50年も前の事だがひょっとして今でも有るのかな?)発行者は鉄道弘済会だったように思うがこれも定かではない。一言で言うと「本州と九州を行き来するための時刻表」なのだ。

現在はJR九州、そしてJR西日本と会社が分割されてしまったが当時はすべて国鉄(日本国有鉄道)であった訳だが当時から鉄道管理局は違っていた。下関側は広島鉄道管理局で門司側は門司鉄道管理局だ。

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