まんどや、のこと

三隅の上中小野(かみ・なかおの)に「まんどや」という軽食喫茶がある。
ここは以前は「Rshopしのはら」というコンビニエンス・ストアのような店で上地区の方にとっては国道191号線沿いのとっても便利な場所にある。
昨年(2016年)の初め頃に「まんどや」の看板に初めて気が付いたように記憶している。たしか「TOBACCO」という看板があった場所だと思う。「TABACO」や「TABACCO」ではなく「TOBACCO」という本来の言葉で書かれていたことが印象的だった。
昔はたばこの葉も売っておられたのかもしれない。

紙巻、葉巻、パイプ、煙管(キセル)と色々な言葉が使われなくなってきている。・・・余談!

2016年03月31日撮影
 「まんどや」の看板の位置がたばこの販売窓口だったところ。

客:「ハイライト!1箱」
店番のおばさん:ガラガラーとガラス戸があいて「70円!」

このようなやり取りが懐かしい。

2017年04月07日撮影-1

2017年04月07日撮影-2
このテーブルの奥に、図書館並みの貴重な蔵書が並んでおり、さりげなく置いてあることにびっくりした。

アンバランスなバランス、という言葉が浮かんだ。


御菓子司「志乃原」という名義で「湯免もなか」も復活製造されている。


湯免もなかの包み紙
以前にも紹介したが、「湯免もなか」のラッピング紙のデザインがとっても好きで、背景の山が権現山であってほしいのだが違うかもしれない。



店内の説明書き板
「まんどや」の由来が店内に書かれていた。(描かれていた、と表現したいほど味のある掲示板)

これを読んで思ったことがある。・・・
私が懇意にさせていただいている80歳代の方で、「みぞそうじ(溝掃除)」を「みどそうじ」と発音される方がいる。この方はとても博識な方で勉強熱心な方でもある。「ぞ」の発音が「ど」になるのかと思ったが、「ぞうり(草履)」は「ど」に近いが「ぞーり」と発音される。

俚諺(りげん)とはまた違う歴史がありそうだ。
私はこのような言葉が大好きだ。

「まんぞうや」がなまって「まんどうや」となり、いつのまにか「まんどや」に縮まった。とっても愛着のある門名だと思う。

私の中では「言いたくなる言葉」のトップテンに入る。



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