正明市の美祢線

旧長門市街の「正明市(しょうみょういち)」と呼ばれるエリアの裏手を美祢線が通っている。
正明市下踏切を境にあたかも決別するように、方や海へ、方や山へと離れていく。

2019年06月03日撮影-1
正明市下踏切の風景。



2019年06月03日撮影-2
正明市上踏切より板持方面の風景。



2019年06月03日撮影-3
正明市上踏切より長門市駅方面の風景。



2019年06月03日撮影-4
国道191号線より板持方面の風景。



2019年06月03日撮影-5

2019年06月03日撮影-6

大正13年3月に於福駅より延伸されて国鉄美禰線(現、美祢線)の終着駅となった正明市駅(現、長門市駅)はその後、北浦の要所拠点駅となり、昭和8年に山陰本線の全通と共に山陰本線の駅に編入された。
そして昭和37年に駅名を「長門市駅」と改名された。

時を昭和から平成に移してこの「正明市」という名前を聞かなくなってきた。住所表記も東深川(ひがしふかわ)に続く番地表記となって以来イメージが変わってきたし場所がわかりづらくなってきた。
踏切の名称として「正明市下踏切」と「正明市上踏切」が残されている。今、令和となって消滅しないことを願うばかりだ。

風景の中に「鉄道」があることが好きで、ましてやコンクリート壁や高架ではない地面を這ったバラス式の道床の線路があることが嬉しい。電車が走っていないのでトロリー架線もないシンプルな鉄道風景。
しかしながら維持管理は面倒であろうと思う。


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