広田から観る岳ノ山

二条窪川に沿って西側に聳える岳ノ山(343.9m)は二条窪集落を守るかのように稜線が連なっている。

その岳ノ山は「雨乞山」とも呼ばれていた。

寛文三年(1663年)の大干ばつの時に岳ノ山(当時の高山)山上の瀧神松という場所で十七日間の雨乞祈念をしたところ大雨が降ったと、いう記録があるようで、それ以後に「雨乞の嶽」と呼ぶようになったらしい。略して「嶽(だけ)」と呼ぶ方が今でもいらっしゃる。
(資料は「豊原のあゆみ」より引用)
「岳の観音」はここに由来しているのかもしれない。


2019年06月13日撮影-1

2019年06月13日撮影-2

その岳ノ山を広田の田園地帯から眺める。
頂上が伐採されていたら三隅の全域が見渡せる、といつも思いながら眺めている。

以前に、中電の鉄塔・送電線の保全ルート?を利用して二条窪から登ったことがあるが、後で聞くと平野地区からの登山ルートがあるとのことを知った。行ってはみたが入り口に鉄柵があったのでその時は断念して引き返した。
上の写真の右側に広がる稜線?を下りきった辺りが平野地区になる。
岳ノ山付近の地形図
地形図を見ると浅田からのルートもありそうだ。いつか歩いてみようと思う。


コメント

このブログの人気の投稿

住友セメントのベルトコンベア

山口ニュージーランド村の記憶

アトラス長門の記憶