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大水峠の向こう側

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三隅中学校の校舎を久原の土手から見わたす。 その背景には秋芳との境をなす山々が控えている。 その昔、三隅中学校が木造の校舎だった頃にもこの風景(背景)は存在していたわけだが、この角度の古い写真はこれまでに見たことがない。 生前の 香月泰男画伯 の目には「私の地球」として写っていたはずだ。 2019年04月16日撮影-1 2019年04月16日撮影-2 上の写真のように背景が 権現山 や 天井山 の稜線になり、稜線の窪んだ辺りに大水峠(おおみずだお)がある。 この大水峠はその昔、三隅と秋芳を結ぶ山越えの峠であったが、今はトンネルを貫通して立派な県道となっている。湯免ダムから嘉万に抜ける道である。 その稜線の窪みの辺りに線引きをすると秋芳側には名峰「 桂木山 」が聳えるが、久原の土手からは峠が邪魔をして見えない。 逆にほぼ真反対となる絵堂から大水峠方面を見てみると、桂木山が高すぎて三隅側の山が見えない。 2019年04月16日撮影-3 上の写真は絵堂から撮影した桂木山だがこの名峰はどこから観ても美しい稜線が見渡せる。本当に恰好の良い山だ。

久原山から観る風景のこと

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ちょうど1か月前に撮影した久原山頂上から三隅川河口を観た風景を今現在と比べてみた。ほぼ同じ位置から撮っているが、手前の樹木の生え具合が違っている。 2019年04月28日撮影 2019年05月29日撮影 今現在のほうが茂みの密度が濃いが、下側の下東方までよく見える。 どなたかが伐採されたのだろうか? 夏に向けて茂みが伸びて観えなくなっていることを予想していたが、逆に見通しが少し良くなっている。 場所が違うが、 いこいの森 の入り口(登山口)も1か月前は下草がもっさりと生えていて登山意欲が失せていたが今日はちゃんと刈ってあった。 知らないところや見えないところで、いろいろな方が苦労されていることがよくわかる。 こういったことをしっかりと書き残しておきたいと思う。 [後記] 殿村開作辺り(三隅川河口左岸)の風景が少しづつ変わってきている。しばらく現地に行けない状況が続いているが、このまま私有地化して通れなくなるのではなかろうか?と時々思う。 大隅ゴルフ練習場 のネットが見られなくなってからその後、開作エリアの風景が加速化して変わってきた。 何に対するものかはわからないが、一抹の不安感が湧き出している。

やしろの里辺り

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秋芳町嘉万中辺(なかへん)の辺りの初夏の様子を伺った。 車で素通りするのではなく、歩いてみた。 2019年05月25日撮影-1 2019年05月25日撮影-2 2019年05月25日撮影-3 2019年05月25日撮影-4 2019年05月25日撮影-5 嘉万という地区はとにかく田園がきれいで、里山の見本的な地区である。 西に 天井山 系、東に 桂木山 系が聳え立つ山間いに人と自然が見事に調和した風景が残されている。 ほっ!とする場所がたくさんある。

初夏の小島漁港

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山々の彩がだんだんと深緑に変わってきて夏の様相を見せてきた。 5月のうちに真夏日を観測するような暑い日がやってきて、エアコンの電源を投入する始末だ。 しかしながら海風は納得の5月のもので、涼しいものであった。 小島漁港を歩き初夏の風景を眺める。 2019年05月23日撮影-1 2019年05月23日撮影-2 2019年05月23日撮影-3 2019年05月23日撮影-4 2019年05月23日撮影-5  「和田の鼻」と呼ばれる小山は北風から漁港を守るような位置にある。それにしても誰が名付けたのだろうか? 2019年05月23日撮影-6 遠くに鉄割山が聳える。西に広がるなだらかな稜線が気を引き付ける。

岳ノ山を映すこと

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水田に映る「岳の山」をきれいに撮りたくて何度かシャッターを押したがなかなかうまくいかない。 やっと1枚だけ無風の状態で撮れたのでここに残しておく。 2019年05月22日撮影  晴れた日の明け方か夕方かに無風となる時間を狙っていたが、なかなか巡り合えなかった。 気をよくして次の日の空き時間に平野へ行っていみたが普通の写真になってしまった。 2019年05月23日撮影 正面の倉庫の向こう側には山陰本線が走っているのだが、そんなことも構わずシャッターを押した。 帰宅してから写真を見るとセンスがないことが分かった。 ところで岳ノ山は広田や向山から眺めるのが一番恰好が良い。 最初の写真を見てもきれいな格好をした山だ。 標高343.9mで、昭和の時代には三隅町全体が見渡せる山だった。 今は頂上からの展望は全く望めない。

仙崎新町通りを斜に見る

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確か、平成3年(1991年)頃に名前を「みすゞ通り」と言うようになった仙崎半島中央部を南北に抜ける市道だが、昭和の時代はもっと狭かったように記憶している。そして「新町通り」と言っていたように思う。 自分にとっては高校生だった時代、通学帰りにこの通りに面した 木村聖文堂 (木村書店)に時折立ち寄っていた(とっても大回りな寄り道)ことを思い出す場所で、とっても賑やかだった通りだ。 そのみすゞ通りを斜に眺めてみる。 2019年05月22日撮影-1 2019年05月22日撮影-2 2019年05月22日撮影-3 2019年05月22日撮影-4 2019年05月22日撮影-5 昭和レトロな雰囲気に変わってきてはいるが、昭和の時代には無かった、または風貌の違ったものばかりのように思う。 令和になった今、まさに「 平成レトロ 」と名付けたい。 それにしてもこの町は自転車やカブがよく似合う。 店先にちょいと置いてある買い物自転車(ママチャリ?)やスーパーカブがとっても自然で違和感がない。 日差しが強かったので通りに人影は少ないが、お店の奥から話し声が漏れている。たぶん自転車の持ち主とお店の方だ。 こんな風景を斜に撮ってみた。

玉江浦の風景

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先日玉江駅のことを書き残したが、その玉江駅を出て左手に橋本川に沿って玉江浦漁港がある。 地形的にかなり珍しい入り江の漁港と思っているが歩くのは何十年ぶりだろうか。 2019年05月19日撮影-1 玉江浦集落を抜ける県道64号線。この先は青長谷から三見へ抜けて、さらに飯井から津雲、生島へと 続く旧道の始まりだ。 2019年05月19日撮影-2 2019年05月19日撮影-3 2019年05月19日撮影-4 2019年05月19日撮影-5  屋形船に「なかつえ(中津江)」と書かれているがこの辺りは桜江、玉江、倉江と「江」が付く地名が多い。地形的に萩市を囲む川が入り江となっているせいだろう。 2019年05月19日撮影-6  この風変わりな舟は何だろう?と思っていたら・・・ 2019年05月19日撮影-7 「玉江浦ふるさとまつり」と同時に開催される催しのポスターを見つけた。「おしくらごう」が開催される。 しまった!祭りの日に来ればよかった。人がたくさんいる風景も残しておきたかった。

玉江浦から常盤橋を歩く

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玉江浦漁港から堀内に向かって 常盤橋 及び 常盤小橋 を歩いてみた。 以前よりこの橋を歩いてみたかったわけだが、時折小雨が横殴りで来る中を思い切って傘を持たずに歩いてみた。 ゼンリン地図による 先にこの橋の説明を入れると・・・ 萩市内の西側を流れる橋本川の最下流に架かる橋で、昭和12年に初めて完成したらしい。今の常盤橋(当時は「常盤大橋」)と常盤小橋との2つの橋が 常盤島 を中継して架かっている。 昭和28年に常盤橋は架け替えられて、その後昭和57年に旧橋の下流側に常盤大橋(全長328m)と銘打って自動車専用道路としての大橋が架かった。その結果、旧常盤大橋は常盤橋となり、常盤小橋と共に自転車と歩行者だけが通行できる橋となった。 2019年05月19日撮影-1 2019年05月19日撮影-2 2019年05月19日撮影-3 常盤島 の様子。 常盤島は現在、国の重要伝統的建造物郡保存地区内にある。そして島の中は保安林となっている。 橋本川の水面に映る松と橋のシルエットは見事な景観を見せてくれるはずだったがこの日は強風に遮られて水面に映えることはなかった。 2019年05月19日撮影-4 常盤島上の橋上から観る玉江浦の風景。 2019年05月19日撮影-5 橋本川は常盤橋上から眺めると結構な「大河」である。 2019年05月19日撮影-6 車の心配をせずに歩ける素晴らしいウォーキングロードと思っていたら時折音もなく追い越してくる自転車に気を付けなければならないことを思い知らされた。 小雨ながら往復すると汗がにじんできた。 もう一度晴れた日に歩いてみようと思う。

或るバス停の風景

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向山のバス停は県道285号・野波瀬港線にある。 このバス停には面白いことがある。 2019年05月17日撮影 上の写真のように、民家のブロック塀の基礎部に置かれた石が座り心地がちょうど良いようで、乗客が座って待っている姿をよく見かける。 冬は冷たいかもしれないが、これからの季節はちょうど陰になるし下手な椅子より気持ち良いかもしれない。 2019年05月19日撮影-1 私はこのような暗黙の了解的なことが結構好きで、見ていてちょっと嬉しくなる。 もしかしたら最初からそのために造られたのかも? そうであったら最高に素晴らしいと思う。 2019年05月19日撮影-2 それにしてもここ向山に限らず三隅の中のバス停はいつも綺麗にしてある。 本当に素晴らしいことだと思う。 [後期] このバス停にはいつぞや取り上げた移動販売の「しまやのたこやき たこちゃん」が土曜の夕方になったらいつも来ていた。いつもの曲を聴けなくなって何年になるだろうか? 長門市内のいろいろな場所で見かけていたことも思い出した。 ご夫婦はお元気であろうか、そしてとっても食べたい。 「♪ほんわか ふんわか ほんわか ほい・・・」

5月の情景~兎渡谷・畠中・中小野

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5月の頃の三隅の上地区の田園の様子を残す。 まずは私の大好きな田園地帯、兎渡谷(とどろく)から畠中エリア。 2019年05月19日撮影-1 2019年05月19日撮影-2 次は上中小野エリア。 2019年05月19日撮影-3  上中小野から麓集落方面を臨む。背景は権現山(560.4m)だ。 ゆっくりと歩いてみると里山感満載の味わいが楽しめる。 今は辞められた養豚舎に向かって撮影。 2019年05月19日撮影-4  そして国道の様子。 2019年05月19日撮影-5 最初の兎渡谷から畠中エリアはこれから夏にかけて、さらに収穫前の秋へと本当に美しい情景を見せてくれる。 いつぞやもシンフォニーに例えたが「田園」そのものの風景だ。 №6-" Pastoral "を第2楽章まで聴いて出かけてみよう。

5月の情景~上東方

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同じ三隅の中でも上地区と下地区で水田の状況が全く違っている此の頃だが、向山出口の上東方の小さな水田の雨の日と晴れた日の風景を比べてみる。 2019年05月14日撮影 未だ梅雨入りはしていないが、風のない小雨の情景はそれなりにきれいで素敵なのだ。 背景の岳の山(343.9m)が水田に映えるこの情景は残しておきたい。 2019年05月17日撮影 晴れた日の情景もきれいで、偶々鉄割山から立ち昇る飛行機雲に遭遇した。春風が邪魔をして水面に投影できてはいないがこちらもそれなりにきれいだ。 [後記] 鹿児島県の屋久島では局地的な豪雨で登山口付近が土砂崩壊している様子。登山者の何人かはまだ取り残されているようだ。ひたすら無事を祈る。

昭和中期の土手

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大津郡三隅町の時代、それも昭和20年代後半のものだと思われる写真。 たぶん久原山中腹か、頂上から撮影したものだと思われる。 三隅町公民館が写っているから昭和27年以降の撮影に間違いない。 上の写真に説明を挿入したもの そして下の写真は昭和35年以降、それも今は無くなった三隅町役場が建設されたばかりの頃にその屋上から撮影したと思われる写真。 昭和中期の時代の三隅町の中心部の様子がうかがえる貴重な写真だろうと思い、ここに残す。 現在のままの位置に国鉄山陰本線が写っているのが嬉しい。