大水峠の向こう側

三隅中学校の校舎を久原の土手から見わたす。
その背景には秋芳との境をなす山々が控えている。

その昔、三隅中学校が木造の校舎だった頃にもこの風景(背景)は存在していたわけだが、この角度の古い写真はこれまでに見たことがない。
生前の香月泰男画伯の目には「私の地球」として写っていたはずだ。

2019年04月16日撮影-1

2019年04月16日撮影-2
上の写真のように背景が権現山天井山の稜線になり、稜線の窪んだ辺りに大水峠(おおみずだお)がある。
この大水峠はその昔、三隅と秋芳を結ぶ山越えの峠であったが、今はトンネルを貫通して立派な県道となっている。湯免ダムから嘉万に抜ける道である。
その稜線の窪みの辺りに線引きをすると秋芳側には名峰「桂木山」が聳えるが、久原の土手からは峠が邪魔をして見えない。


逆にほぼ真反対となる絵堂から大水峠方面を見てみると、桂木山が高すぎて三隅側の山が見えない。
2019年04月16日撮影-3
上の写真は絵堂から撮影した桂木山だがこの名峰はどこから観ても美しい稜線が見渡せる。本当に恰好の良い山だ。


コメント

このブログの人気の投稿

住友セメントのベルトコンベア

山口ニュージーランド村の記憶

アトラス長門の記憶