白藤醫院のこと

以前にも書き残したことだが、気になることがありもう一度書き残す。

長門三隅驛が美禰線の延長で正明市驛より延伸されて大正13年11月3日に営業を開始された。
それを記念して当時の三隅村役場が発行した冊子に以下のような広告ページがある。
三隅村役場発行の小冊子より
 「三隅市」とは当然「市(いち)」集落のことだが、ある長老にお聞きしても市には「小林歯科医院」は在ったが「白藤醫院」が在ったかどうかは知らないとの事。今はほぼいらっしゃらない明治~大正生まれの方でないとわからないであろう。
そしてこの広告に記された「長門三隅驛前診療所建設中」の醫院は三隅で生まれ育った昭和生まれの方々がほぼ知っている「白藤歯科医院」であろう。

2008年05月06日撮影

2014年12月12日撮影
 そして取り壊されてしまい、今は全く違った風景となってしまった。
2017年10月29日撮影
長門三隅駅前(ほぼ真正面)にこのような風景が在ったことはまだ記憶に新しいが、とっても大切な役目を果たしてきた施設や建造物が風景と共に人々の記憶から無くなっていく。
いたしかたが無いが何かの形で気配や記憶を残せないか、と思う。


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