踏切の話 その1

長門市三隅(旧大津郡三隅町)の中にある踏切の話。

山陰本線がおおよそ東西に跨っている三隅地区は、踏切の数が14か所あり(第4種踏切は含まない)、それぞれの踏切に想い出や記憶が残っている。

第1回は最も起点に近い(三隅で一番上方)「津雲踏切(592k555m)」のこと。


2017年02月08日撮影-1
踏切道の向こう側が新しい県道64号である。JR山陰本線と並行して走っている。


2017年02月08日撮影-2

2017年02月08日撮影-3
津雲踏切は津雲地区と生島地区のちょうど中間地点に位置しており、飯井や津雲に住んでおられる方にとっては必要不可欠な踏切だった。

「だった」と過去形なのは、少し前まではこの踏切を通らないと三隅の中心部に行けなかったわけだが、最近津雲から生島に貫ける県道が新ルートで建設され、鉄道を跨ぐことなく行き来できるようになった。

というわけで、通行量がかなり減った踏切道である。

この踏切道は、飯井に魚釣りに行くときに必ず通った道で、「特急いそかぜ」をよく見た記憶がある。その昔、いそかぜの前身として「特急まつかぜ」という食堂車を装備した大好きな特急列車が走っていたが、たしか新大阪から山陰本線経由で博多まで往復で走っていた。今では信じられない距離と時間をかけて走りぬいていた。


(参考1)踏切の種別
第1種踏切: 自動的に動作する警報機と遮断機が設備された踏切
第2種踏切: 時間を区切って踏切保安係が遮断機を操作する踏切
第3種踏切: 自動警報機と警標が設備された踏切(遮断機がない)
第4種踏切: 警標のみ設置された踏切(列車の接近を知らせる設備はない)

(参考2)鉄道距離
山陰本線は京都駅が起点で駅中心を0k000mとして津雲踏切は距離呈で592k555mとなる。
ちなみに長門三隅駅は駅中心距離が596k100mである。



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