長門機関区の転車台

2015年の12月初旬に新聞やテレビで
JR長門市駅の「転車台」を撤去・譲渡へ
と言うような記事やニュースが流れた。SLの転車台を解体撤去して東武鉄道鬼怒川線に移設するためらしいが、JR西日本が東武鉄道にSLを復活運転するための譲渡契約をしたらしい。

風景が変わる前に写真に収めたいと一念発起し、その年の暮れ近くに撮影に行ってみた。

2015年12月26日撮影-1

2015年12月26日撮影-2

2015年12月26日撮影-3

2015年12月26日撮影-4

2015年12月26日撮影-5
(注)これらの写真は許可を得て撮影したものです。

山陰本線の最後のSL(蒸気機関車)運転を担ってきた長門機関区(現、長門鉄道部運転支所)は、転車台をはじめ、扇形庫給炭設備給水塔を備え、歴史遺産と言ってよいほどの様々な施設を備えた貴重な駅で、すでに消え去った「扇形庫」、「給炭設備」、「給水塔」に続き産業遺産ともいえる「転車台」が無くなることは駅を愛する人々にとってみれば許しがたいことだと思うが今更どうにもならなかったようだ。


長門機関区前のイメージ
夜明け前に、投光器に照らされたC58やD51が石炭を積み込む姿は記憶に鮮明に焼き付いており、扇形庫(機関庫)に並んだ機関車の雄姿はまるでモノ言わんとする生き物のように迫力があった。

扇形庫の裏手の方には城山(じょうやま)という小高い小さな山が控え、その麓には木造の国鉄官舎が並立し、けっして奇麗ではないが情緒あふれる昭和の風景がそこにはあった。
城山は現長門市役所の裏手の山です。

2年近く経った今、この転車台付近の風景がどのように変わったか、確かめに行きたいと思っている。



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