音楽の聴き方

1980年代前半のオーディオ機器を経験した年代のこだわりの話。

私たちの世代(団塊の世代の少し後の世代)の音楽とのかかわりは、その聴き方の歴史を辿ると・・・

  1. レコードプレーヤー
  2. ステレオやラジカセ
  3. オーディオコンポ
  4. カセットテープ式のウォークマン
  5. CDプレーヤー
  6. MDウォークマン
  7. パソコンなど
  8. i-pod
  9. スマートフォン
  10. SDカード等

というように聴き方がかなり変わってきた。団塊の世代の前の世代からすると「蓄音機」などが現れるのだろうが、そこはちょっと省くことにする。

私はBGM以外は身構えて聴かないと嫌なので、ボリューム(音量)を上げて自分なりに良い音を出す機材で聴くのが好きだ。ウォークマンのように歩きながらや電車で聴くというような落ち着かない聴き方が嫌いだ。そもそも音楽をイヤフォンやヘッドフォンで聞くのが嫌いだ。

1980年の音楽雑誌(スイングジャーナル)の広告ページの一部を紹介すると

DENON
「 デンオン」のレコードプレーヤーだが、今は「デノン」と読むようにメーカーが読み方を変えてきた。



JBL
「JBL」はこの当時のスピーカーの王道だった。



OTTO
SANYOの「OTTO」はちょっとマニアック。



Aurex
「オーレックス」は東芝のブランドだ。




Victor
「ビクター」はこの当時渡辺貞夫さんがキャラクターをつとめていたようだ。ビクター犬のロゴもついている。

その他、「AKAI」や「DIATONE」、「サンスイ」、「ティアック」「オンキョー」、「TRIO」、「パイオニア」、「テクニクス」、「ヤマハ」、「オプトニカ」等々沢山のオーディオ機器メーカーがひしめき合っていた。


この当時まではレコードにしろ機材にしろアナログの時代の音楽は扱いやすいし機械が判りやすいし恰好良い。
1990年代になって「デジタル三昧」の時代が到来しブラックボックス的な機械が増えてきてちょっとした故障でも買い替えることになり、電気屋さんでも修理が出来なくなってきた。時間をかけて修理するよりユニットごと取り替えるほうが簡単だし早い。
それはそれで良いのだが愛着のある機材はどうも捨てがたい。家内が言うには「ゴミ」だそうな。

そして現在の時代は機械がスマートでシンプルすぎて操作がまったくわからない、さらに取説のないモバイル端末とかボタンの場所がわからない機械やスイッチが見えないものとか、過去における未来志向の装置が進化しすぎて今の言葉?で言うと「やばい!」。

「押す」とか「回す」はずのスイッチやボタンが無くなって「さわる」や「しゃべる」になり、最後には「思う」や「見る」がスイッチになろうとしている。これは最早ついていけないぞ!

とっても偏見に満ちた文章になったが爺の独り言として此処に残す。



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