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11月, 2017の投稿を表示しています

「新長門通り」のこと

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長門市駅北口から少し西に「新長門通り」とネーミングされた商店街がある。 いつの頃から「新長門通り」と呼ばれていたか覚えていないが、昭和46年10月にアーケードの アーチが完成 している。 2008年05月07日撮影-1  そのアーチも撤去(老朽化)されている。 2008年05月07日撮影-2 「長門ショッピングプラザ」があった場所だが今はドラッグストア・コスモスが立っている。 4年前の新長門通りの様子。 2013年06月23日撮影-1 2013年06月23日撮影-2 2013年06月29日撮影 3年前の様子。 2014年05月29日撮影 今年の夏に線路を隔てて撮影したもの。 2017年08月26日撮影 新長門通りの想い出は何といっても「 男子専科ツボヰ 」というファッションリーダー的なお店で、高校生の頃に「VAN」というIVYファッションブランドがラングラーだったりVANジャケットだったりしたころに何かと立ち寄っていた店があったのだ。 当時アメリカの西海岸や東海岸から音楽やファッション等の若者を刺激する文化がひっきりなしに押し寄せて「平凡パンチ」という雑誌などで紹介され、この片田舎の長門市にもその波が押し寄せていた。 私は個人的にはファッションには疎い方で、どちらかというと音楽の話を聞きたくて「新長門通り」に来ていたが、「ニュー高木」やこの「つぼヰ」又は「ワダミューズ堂」に入っても人見知りな性格で店員さんとなかなか話が出来なかった。 ところで・・・ 下は昭和49年の年賀状だ。 1974年賀  下は昭和50年の友人からの年賀状だ。 1975年賀 こんな真似っこをしたくなるほど当時は私たちの年代に影響があったお店なのだと思う。 そんな思い出のある「新長門通り」や駅北口の商店街なのだ。

晩秋の小島2017

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小春日和の中、小島漁港の風景がとっても穏やかな時が過ぎていた。 妥当な表現ではないが、空気というより風景自体が穏やかに感じるときがある。 なんとも云えず、ゆっくりとゆっくりと時が流れていると感じられた。 2017年11月13日撮影-1  小島漁港は穏やかな仙崎湾の東側に位置し、小島山(196m)や和田の鼻によって外海の陰となっている。 2017年11月13日撮影-2 2017年11月13日撮影-3 2017年11月13日撮影-4 穏やかな静寂の中、一隻の舟のエンジン音が近づいてきた。 2017年11月13日撮影-5  湾の向こうは青海島である。 2017年11月13日撮影-6 2017年11月13日撮影-7 2017年11月13日撮影-8 本当に癒される風景は絶景や名勝の風景では無く、見慣れた環境の中に存在すると思う。 いつも利用していた駅やバス停、いつも通る道の風景、いつも聞いている生活環境の中の音等がとても心地よく思えた時に癒される。 未知の土地や景色の中でもそれと似通った風景に魅かれてしまうこともある。 【後記】 先月の25日に書き込んだばかりの海外制作のテレビドラマ「パートリッジ・ファミリー」で主役を演じていたデヴィッド・キャッシディさんが先週11月21日に67歳で亡くなられたというニュースを聴いた。 当時の想いを書き込んだすぐ後のタイミングにびっくりした。偶然だが虫の知らせ?ってこんなことかもしれない。 縁も所縁もない日本の片田舎からだがご冥福を祈ります。

イチョウのある風景その2

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先日アップした三隅公民館前のイチョウが オスの木 であったことから、ぜひとも メスの木 もアップしておきたいと思い、三隅八幡宮に行ってみた。 まずは葉を拾って比べてみた。メスの葉は真ん中が割れている。 オスとメスの葉の比較  こんなに大きさが違うとは思わなかった。 2017年11月27日撮影-1 メスの木は銀杏を育てる使命?があるため、葉にもパワーを感じる。 しっかり栄養を蓄えている感じの葉だ。 オスの葉が貧弱に見えてきた。 2017年11月27日撮影-2 2017年11月27日撮影-3 2017年11月27日撮影-4 普段遠くからしか見ないイチョウの木を今年はある理由で近くで見ることを経験した。 その理由とは「トワイライトエクスプレス瑞風」の走る姿を公民館前の紅葉したイチョウの木と重ねて写真に残したい、といった思いから始まったことなのだ。 ダークグリーンの瑞風 と 燃えるようなイチョウ の木の重ね合いを写真に収めたかったのだ。 その願いが叶いそうだった11月26日(日)に瑞風はやってきた。それも曇天で今にも雨が降りそうな最悪の天候だったときに通過した。 おまけに湿気のせいかセンサーが邪魔をして(故障?)シャッターが下りない。さらに焦って手ブレが発生して最悪の結果になってしまった。 がっかりして記念にイチョウの葉を拾って引き揚げた。 その失敗作をアップするかどうか迷っている。

自然の摂理?

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先日の日曜日、下東方の三隅川沿いを散策していると突然 カモメ が飛んで近づいてきた。すぐ目の前に舞い降りてこちらを見てくるのでとりあえずハンディカメラをとり出して写真に収めたが鳥さんの方から近づいてくるのは初めての経験でちょっとびっくりした。 2017年11月19日撮影-1  これだけ近寄って、カメラを取り出しても逃げないのだ。 2017年11月19日撮影-2 2017年11月19日撮影-3 何かを訴えているような目つきだったが、毛づくろいを始めたのでちょっと安心した。ケガでもしているのか、又は釣り針でも刺さっているのかと思いもしたがその様子もなく元気そうだ。 野生の鳥が人に近づくというのはふつう考えられないのだが、何か訴えたいことがあったに違いない。 「ジョナサン・リヴィングストン」を思い出した。 別れを惜しみながらその場を離れたが、その晩、このカモメが気になって寝付けなかった。元気だろうか?・・・ そして昨日のこと、今度は上東方で 産卵を終えたサケの死骸 を見つけてしまった。 2017年11月25日撮影 口を開けたまま息絶えたサケの骸はなんとも哀れで寂しい。自然の摂理とはいえ川底に沈んでいる姿はその一生を想像するとすくい上げて弔ってあげたくなる。よくぞ生まれ故郷の三隅川に戻ってきてくれた、と感謝の意を込めて。 古典の「いとあわれ」という言葉を思い出した。本来は「とっても感動した!」という意味らしいが、「哀れ」という漢字を当てはめて「とっても哀れに感じてその摂理に感動する」という心持ちだ。 三隅川はその河口が直に日本海に接しているわけではなく、仙崎湾に流れ込んでいる。三隅川で生まれたサケは仙崎湾から日本海に出て北上するのか、それとも南下して成長するのかわからないが、帰って来た時もわざわざ仙崎湾に入ってきて三隅川河口を目指して遡上するのだ。 日本の地図を思い浮かべてその一生を想像すると感動する。

国道191号線三隅バイパスのトンネル

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国道191号線というと広島県の方は「えっ?」と思うかもしれないが山口県の北浦沿いを通っている。 その中の三隅バイパスのトンネルに注目してみた。 まずは新しい方の「 豊原トンネル 」の風景から。 2017年08月26日撮影-1  西に向かう入り口には「三隅山荘(村田清風旧宅)」が見える。 2017年08月26日撮影-2 2017年08月26日撮影-3 東へ向かう入り口には湯免温泉?の入浴風景が見える。 とっても粋な計らいで気が付くと楽しくなる。 先に完成した沢江トンネルは開通当時、長門市に向ってトンネルを抜けた時から三隅町から長門市に入った感覚があった。すぐに住友セメントのベルトコンベアーが目に入ってきて隣の町に来た感じがした。 2017年08月26日撮影-4 2017年08月26日撮影-5 2017年08月26日撮影-6 しかしなぜ日本語で「トンネル」というのだろうか? 英語の「Tunnel」は「タネル」と発音するしローマ字読みしてもツンネルとなる。 自分的には「トンネル」がしっくりくるので問題は無いのだが・・・。 日本と諸外国のギャップはこの辺りに原因がありそうだ。 【参考】 国道191号線三隅バイパスは、三隅町の時代に開通している。 1989年(平成元年)2月27日、町道浅田1号線~長門市小浜間2.3Km開通。 1994年(平成6年)3月30日、浅田~中村間3.2Km開通(全面開通) 全面開通して24年が経とうとしている。

イチョウのある風景

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毎年のことながらこの時期に三隅公民館(三隅農業者トレーニングセンター)前のイチョウが見事に紅葉し落葉する。 今年もわずかながら撮影してみた。 まずは先月の終わりの頃、色づく前の風景。春ではないが青葉が生き生きとしている。 2017年10月27日撮影-1 2017年10月27日撮影-2 今月の初めの頃、ほんの少し黄色くなってきた。 2017年11月02日撮影-1 2017年11月02日撮影-2 今月中旬、黄色というよりだいだい色?に近い。 2017年11月15日撮影-1  同日の三隅八幡宮のイチョウはまだ青い(緑)。 2017年11月15日撮影-2 その2日後、朝晩の冷え込みが落葉を促す。 2017年11月17日撮影-1 2017年11月17日撮影-2 2017年11月17日撮影-3 そして昨日、晴天と重なって見事に色づいてきた。色彩がなんとも言えず美しい。 2017年11月23日撮影-1 2017年11月23日撮影-2  上の方に枯れた宿り木(ヤドリギ)のようなものが付いているが、カラスの巣だろうか? 視力が落ちていて確認できなかった。 2017年11月23日撮影-3 「落葉の歩道」か「落葉の舗道」という歌が出来そうだ。 この季節、おススメの曲(古いが名曲である)を・・ 「落葉のコンチェルト」~アルバート・ハモンド 「色づく街」~南沙織 「落葉の物語」~ザ・タイガース 「落葉のメロディー」~小林麻美 「あなたの前に僕がいた」~フォーリーブス イチョウの葉を少し持ち帰って写真に収めた。だんだんとモンキチョウに見えてきた。 このイチョウはオスの木とメスの木で葉の大きさが違うそうだ。さらにメスの木の葉は先が少し割れているそうだ。 (私は植物に疎いのだ。) メスの木は銀杏を付けるため、落ちてニオイを発するので街路樹にはあまり使用(植樹)されないようだ。 ということで 公民館前のイチョウの木はオスの木 だと判断できる。

水準点のこと

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以前、ここでも取り上げた国土地理院の設置した「 水準点 」という基準点があるのだが、これは高さを求めるための基準となるもので、全国の主な国道や県道沿いに約2Km毎に設置されたものである。 下の写真は11年前の三隅八幡宮境内の下の「 一等水準点 」だがこの「標石」のタイプは太古的なイメージがしてとっても素敵だ。 2006年10月09日撮影 古墳か遺跡のような 標石は三隅の中にも何か所か設置してあり、これを探して歩くと結構楽しい。 2017年11月15日撮影 名称:3105 等級種別:一等水準点 標高: 8.3661m これが三隅八幡宮の境内下の水準点だ。 国土地理院の地図より参照 下の写真のようにわりと隠れた位置に標識が建植してあるので、宝探しかオリエンテーリングのような感覚で探すと面白い。 2017年11月19日撮影-1 2017年11月19日撮影-2 2017年11月19日撮影-3 小春日和にはサイクリングがてら「水準点さがし」をしてみたいと思っているがウロウロしていると不審者に間違えられそう。