自然の摂理?
先日の日曜日、下東方の三隅川沿いを散策していると突然カモメが飛んで近づいてきた。すぐ目の前に舞い降りてこちらを見てくるのでとりあえずハンディカメラをとり出して写真に収めたが鳥さんの方から近づいてくるのは初めての経験でちょっとびっくりした。
これだけ近寄って、カメラを取り出しても逃げないのだ。
何かを訴えているような目つきだったが、毛づくろいを始めたのでちょっと安心した。ケガでもしているのか、又は釣り針でも刺さっているのかと思いもしたがその様子もなく元気そうだ。
野生の鳥が人に近づくというのはふつう考えられないのだが、何か訴えたいことがあったに違いない。
「ジョナサン・リヴィングストン」を思い出した。
別れを惜しみながらその場を離れたが、その晩、このカモメが気になって寝付けなかった。元気だろうか?・・・
そして昨日のこと、今度は上東方で産卵を終えたサケの死骸を見つけてしまった。
口を開けたまま息絶えたサケの骸はなんとも哀れで寂しい。自然の摂理とはいえ川底に沈んでいる姿はその一生を想像するとすくい上げて弔ってあげたくなる。よくぞ生まれ故郷の三隅川に戻ってきてくれた、と感謝の意を込めて。
古典の「いとあわれ」という言葉を思い出した。本来は「とっても感動した!」という意味らしいが、「哀れ」という漢字を当てはめて「とっても哀れに感じてその摂理に感動する」という心持ちだ。
三隅川はその河口が直に日本海に接しているわけではなく、仙崎湾に流れ込んでいる。三隅川で生まれたサケは仙崎湾から日本海に出て北上するのか、それとも南下して成長するのかわからないが、帰って来た時もわざわざ仙崎湾に入ってきて三隅川河口を目指して遡上するのだ。
日本の地図を思い浮かべてその一生を想像すると感動する。
2017年11月19日撮影-1 |
2017年11月19日撮影-2 |
2017年11月19日撮影-3 |
野生の鳥が人に近づくというのはふつう考えられないのだが、何か訴えたいことがあったに違いない。
「ジョナサン・リヴィングストン」を思い出した。
別れを惜しみながらその場を離れたが、その晩、このカモメが気になって寝付けなかった。元気だろうか?・・・
そして昨日のこと、今度は上東方で産卵を終えたサケの死骸を見つけてしまった。
2017年11月25日撮影 |
古典の「いとあわれ」という言葉を思い出した。本来は「とっても感動した!」という意味らしいが、「哀れ」という漢字を当てはめて「とっても哀れに感じてその摂理に感動する」という心持ちだ。
三隅川はその河口が直に日本海に接しているわけではなく、仙崎湾に流れ込んでいる。三隅川で生まれたサケは仙崎湾から日本海に出て北上するのか、それとも南下して成長するのかわからないが、帰って来た時もわざわざ仙崎湾に入ってきて三隅川河口を目指して遡上するのだ。
日本の地図を思い浮かべてその一生を想像すると感動する。
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