山陰道の街道松

古くから脇街道として整備されてきた山陰道の長門市近辺の現在は、国道191号線や県道287号線(旧191号線)としてその名前を変えてきている。
この長門市辺りでは通称「北浦街道」と呼ばれ主要道として管理されている。

こういった街道筋には先人たちが松や杉を植えて並木道や目印を造ってきた。

その内の三隅の中の「街道松」として残っていた最後の松が昭和50年4月頃にその姿を消した、という記事を広報で見つけたのだがその最後の松の写真に心当たりがあるのだ。
S50年の広報より

記事の写真の拡大
記憶に残っている風景なのだが場所が思い出せない。上中小野辺りだったように思えるが、場所が旧街道ではないのも気になる。いったいどこなんだろう?


さすがに今の時代に街道筋に見られる松は無いのだが、萩方面へ向かう旧道沿いにそのイメージに沿う杉並木がある。
2006年10月15日撮影
街道杉ではないかもしれないが北生島のこの道はとっても情緒がある。

古くから「一本杉」とか「三本松」とか言われてきた地名は自然に発生した杉や松からきたのではなく、街道の安全のために誰かが植えたものが多いと聞いたことがある。休憩のための木陰を提供したり、雪道の道しるべになったりとして旅人の役に立ってきたものが多いようだ。

風景としても存在感のあるパーツとなっている。


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