向山の小波橋たもとの山中(通称:荒神山)に「荒神様」が祀られた小さな社(やしろ)がある。
|
豊原荒神様の位置図 |
以前より行ってみたいと思っていて先日思い切って上ってみた。
この地形図のとおり標高40m地点に設置されていた。
最近に祭事?で豊原の方々が清掃・伐採作業で登っておられたようで社の周辺は開けていた。
|
2018年11月16日撮影-1 |
今の社は明治の時代に再建されたものらしい。
|
2018年11月16日撮影-2 |
|
2018年11月16日撮影-3 |
荒神様が向いておられる南側の正面には「岳ノ山」が聳えている。
それとも「笠森様」に向けたのか、単純にお日様に向けたのか分からないがどちらにしろ豊原側に向けて社が造られている。
|
2018年11月16日撮影-4 |
この写真だけ見ると行きやすいように思えるが、実際にここにたどり着くには三隅川に屹立した崖まがいの藪の急斜面をジグザグに搔き分けて登っていくようでけっこう辛い行程を踏むようになり、慣れない方にはお勧めできない山登りになる。そして帰路は試しに向山側に下りてみたがこれも結構な急斜面で林道に出るまで大藪であった。
(服装や道具を登山する格好で揃えて行ったのは正解だった。)
たった標高40m~50mの場所だが最初の地形図からは想像できないような厳しい山登りだ。そして山中で伐採から祭事は始まるのだろう。古くからの慣わしとは言え、これを遵守する豊原の方々はほんとうに大変で今後もケガをされないように主旨は違うが「荒神様」にお参りをさせてもらった。
その前日に豊原側から撮影した通称「荒神山」の写真が下のもの。
|
2018年11月15日撮影-1 |
|
2018年11月15日撮影-2 |
この灯篭?は荒神様への日々のお参り(登山)が困難になったので旧・豊原橋のたもとに建てて灯火を灯して礼拝されてきたものらしい。どちらにせよ古人の方々や遵守されている人々はすごい。
どちらも現代にかけての先人たちの様子や気配を感じられる場所であった。
コメント
コメントを投稿