秋の於福駅
昨年の11月に撮影した美祢線於福駅の記録。
この駅舎はいつ頃のものか分からないが駅自体は大正9年に重安駅からの延伸で終着駅として完成している。つまり正明市駅(後の長門市駅)より早く出来ている。
国道316号と美祢線が並行して走り、北側には大ヶ峠(おおがたお)が位置する。長門市と美祢市の境界ラインでもある。そして分水域があり日本海側と瀬戸内海側に川が流れる。
壮大な物語を有する峠で鉄道も道路もこれからの季節は雪に閉ざされることが多い。
大ヶ峠の東側には花尾山が聳える。なんとも爽快な景色だ。
駅が出来た頃の大正時代を想像するに北浦(日本海側)の人々が九州、関西又は関東へ旅行するには峠の旧道を歩いて於福まで来ていたに違いない。ましてや三隅から歩くには二条窪経由から渋木で一泊して早朝から峠越えをしたかもしれない。鉄道や道路が出来ることの意味を改めて考えてしまう。
大ヶ峠の旧道は残してほしい。
2017年11月16日撮影-1 |
2017年11月16日撮影-2 |
2017年11月16日撮影-3 |
壮大な物語を有する峠で鉄道も道路もこれからの季節は雪に閉ざされることが多い。
大ヶ峠の東側には花尾山が聳える。なんとも爽快な景色だ。
2017年11月16日撮影-4 |
大ヶ峠の旧道は残してほしい。
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