「いら」がでる!

こどもの頃(小学生の頃)にお盆を過ぎると「いら」がでるから海に行ってはダメ!、とよく聞かされた。
(実際は「いらがでるからいっちゃーいけん」という)

確かにお盆の頃から松島や室生で泳ぐと「いら」に刺されて体に蚯蚓腫れ(みみずばれ)が出来ていた。

松島から観た二子岩と幸島。
2017年07月23日撮影-1
 松島の岩場。
2017年07月23日撮影-2
 キャンプ場の浦。
2017年07月23日撮影-3
 室生の風景。
2017年07月23日撮影-4

ということでこの「いら」とはなんだ?
クラゲの一種だろうとは思っていたが具体的に説明できないでいた。
そして中学生の頃、松島にて水中眼鏡ではっきりと見た。

たぶん「いら」の正体
こんな奴だった。10cm程度の半透明のクラゲだ。

さらにこの「いら」という名前だが、自分の中では勝手に三隅エリアの中でしか通用しない独特の名前だと思っていた。

ところが学生時代に九州出身の友人と話す中で、福岡や長崎でも「いら」と言っていて正体がよく解らないでいた、という話しを思い出した。

前々から北浦の言葉や文化は北九州に近いものが多いと感じていたが「いら」が通じるとは思いもしなかった。
玄界灘から対馬暖流に乗ってやってくるのだろうか?お盆を過ぎると現れる、というのが面白い。
2017年07月23日撮影-5

「お盆を過ぎると」で思い出すのが「ニナ」獲りだ。盆過ぎのニナは身がちょっと大きくて茹でて食べたりすると本当に美味い。
サザエやアワビよりおいしいと思っている。

いつか「ニナ」獲りのことも書き残しておこう。


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