桂木山を歩く~その3

桂木山山頂に雨量観測小屋?と勝手に言っているコンクリートブロック製の小屋がある。

5ヵ月前に拝見した時に室内の天井に大きなスズメバチの巣がぶら下がっていたのだが今回確認すると床に落下して粉々に砕かれていた。


2018年10月13日撮影-1

2018年10月13日撮影-2

2018年10月13日撮影-3

2018年10月13日撮影-4



下の写真は前回来た時(5/12)のもので立派な巣が残っていた。
2018年05月12日撮影
スズメバチ自体は一匹も確認できなかったのでひょっとしたらすでに空っぽの巣だったのかもしれない。

登山者の安全のために人が壊したのなら良いが、ツキノワグマがハチミツかハチの子を得るために道具を使って落としたことを想像してしまってゾクッとした。


ところでこの「雨量観測小屋」とはいったい誰が何のために設置したのだろうか?
以前にも書き込んだが昭和49年(1974年)に登頂した時には既に建っていたのだ。
壁に残っている「無線ロボット雨量計配電盤」と書かれた残設備から推測すると、気象庁が設置して屋上の皿型の集雨装置で観測した雨量データをVHF帯の電波で地上まで飛ばして観測する設備と思われる。
当然バッテリーなどの電源装置も必要で、当時は定期的にメンテナンスがされていたはずだ。
そうすると日本の要所要所の山頂にこの設備があったはずだがここ桂木山でしか見たことが無い(他を知らない)ため珍しく思っている。
想像するだけで楽しくなる。

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