徳用マッチのこと

10代後半から喫茶店のマッチ(デザイン)が好きで行ったことのある喫茶店は必ずマッチを頂いて帰る癖があった。

今の時代「喫茶店」をほとんど見なくなってしまったがそれに増して「お店のマッチ」が無くなってきた。タバコのこと(デザインのこと)は別途書こうと思っているが、今回はお店のマッチではなく「徳用マッチ」のこと。

子供の頃に台所(土間)と仏壇と風呂焚き場にはどこの家にも必ず常備してあったマッチが今も生産されているようで、此処、長門市に於いても手に入る「徳用マッチ」を見てみる。

太鼓獅子
我が家にはこれしかなかった、と言っても過言でない「太鼓獅子」のマッチ。 なんでライオン(獅子)が太鼓に乗っているのか意味不明だがこのデザインセンスは強烈だ。但しここにバーコードはいらない。出来れば側面にずらしてほしいくらいだ。


パイプマッチ-1
 「THE PIPE」と書いてあるが「パイプマッチ」と言っていた。これも三隅では定番だった。

パイプマッチ-2
 徳用のサイズはやはり上にバーコードが付いている。



桃印
「桃印」などの「印」が付いたマッチ(燐寸)はちょっとレトロ感があり デザイン性から見ると色遣いがとっても素晴らしい。こんな色はなかなか出せない。



馬首印
これも「印」のついた「馬首印」の徳用マッチ。
太鼓獅子に劣らず強烈なデザインだ。

その他にも「象印」や「燕印」、「キリン印」、「星馬印」などがあるが長門市近辺では手に入らない。(売っている店を見たことが無い。)
どれも「印」が付いている徳用マッチはそのデザインが斬新でレトロ感が満載だ。

全国にはまだまだたくさんの種類の「徳用マッチ」があることだろうがたぶんどれも楽しいデザインに違いない。

「燐寸を擦る」という行為を今の時代あまり見なくなったがこんなに印象的なデザインがあることだけでもここに残しておきたい。

[後記]
今回は番外編のようになってしまったが、いつか「喫茶店のマッチ」もここに残しておきたいと思っている。


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